[トルコ]パムッカレ

<パムッカレ石灰華段丘(2枚組)

水が流れる石灰岩の上を歩いたり、壁を滝状に落ちる水に打たれたり、遺跡が底に沈む天然のプールで泳いだりできるなど、自然文化遺産がアミューズメント化されている。土曜日、家族連れで集まったトルコ人観光客は大はしゃぎだ。

<夕陽を浴びるヒエラポリスの円形劇場>

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ドミトリーには泊まらない私の宿泊代最低記録更新。5ドルで部屋が清潔、ダブルベッドで、更にトイレシャワー付き。トルコはなんて部屋代の安い国なのだろうか。一軒目のホテルで特に値切らずにこの値段だ。

今回、パムッカレだけはカバーしたいと思い、10年前のガイドブックのパムッカレのページを切り取り持ってきた。その宿に美人の娘がいると書かれているので来てしまったが、10年以上も経てば、そんな娘がいるわけない。
主のじいさんは、私のガイドブックを覗き込み、そこにいくらと書いていると尋ねるので、5ドルですがと答えると、じゃあ5ドルでいいよと無気力に言われ、泊まることにした。クーラーも扇風機もないということ以外はほとんど問題のない快適な部屋だった。

しかし、その日は特別に暑かった。夜になり室内はどんどん気温が上がり、35度近くになっているのではないだろうか(あくまで推測)。こうなると、窓を開け放っても、水を頻繁に飲んでも、ベッドでのたうち回るほどの暑さだ。室内に水を巻いたり、風が入り込む窓に濡れたバスタオルをかけただけでは効果が感じられず、最後はベッド上に水を撒いた。さすがにひんやりとして眠りにつけたが、2時間もすると完全に干上がり暑さで目を覚ましてしまうのだった。

<6月22日(前日)トラブゾン>

トラブゾンは10年ぐらい前に訪れ観光しているので、中継地として立ち寄った。ここからアンカラ乗り換えでパムッカレまでバスで向かうつもりだったが、くじけた。アルメニア、ジョージアの悪路で腹を攪拌され、完全に壊れてしまった。国境からトラブゾンまで乗ったバスがはずれだったのか、時間がかかり、何やらトラブルが発生したとかで、最後はくそ暑いミニバスに押し込められてしまい、トルコのバスの印象がよくなかったのだ。

航空券を求めて旅行会社で尋ねると、パムッカレ(デニズリ)までの直行便はなく、接続便の中で料金が半額近くになるものは深夜2時トラブゾンを発ちトランジットのイスタンブールは朝7時に発つというもの。それでも、バスで行けば、乗車時間だけでも合わせて20時間だから、はるかに楽なはずだ。

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