[ウクライナ]キエフ

<聖ミハイルの黄金ドーム修道院/ソフィア大聖堂(2枚組)

<ウラジーミル聖堂>

ウクライナは世界遺産のリヴィウ(Львів)で理解したことにして、キエフ(Київ)は遠いのでパスしようとも考えていた。しかし、ここまで予定通りの日程で進んでいるので半ば仕方なく夜行に乗ってやって来たのだが。
驚いたことにキエフはリヴィウと格がまるで違う大観光地だった。豪華に光輝く修道院やお宝豊富な博物館を見ていると、どうしようもなくつまらないリヴィウをパスするのが正解だったと思われる。

キエフはなかなか楽しめたのだが、見るべきものはほとんど教会関連だけ。その中で最も良かったのが、現在、市民の祈りの場所として使われているウラジーミル大聖堂(右写真)。
内部は全て壁画や彫像、金の装飾で埋められているが派手さはなく落ち着いている。
聖体礼儀が行なわれている間、十人ほどの聖歌グループから迫力ある美しいハーモニーが流れる。
人々は一心に祈り堂内の空気は張りつめていた。祈りの力を強く肌に受け、旅をしていると実感する。

上の写真のソフィア大聖堂の黄金と緑を組み合わせた屋根は意外に美しく、聖ミハイルの水色と黄金の組み合わせも青空に映える。この他にも外観がかなり派手な教会施設が多く、個性溢れる姿に感動していたが、だんだんとやりすぎではと感じてきた。ウラジーミル聖堂の外壁が黄色だったり、キエフ大学は外壁全体を朱色に染めたりと、この街の人々は色彩の刺激に麻痺してしまっている。

<ウクライナめも>
  • ホテル以外のトイレの便器はほとんどが洋式でなく和式に近いアラブ式というのか中央アジア方式。全て有料トイレで、数は多く見つけるのに苦労はないが、鍵が閉まらなかったり汚すぎたりで利用しにくい。紙は料金支払時に窓口にある紙を自分で巻き取るかおばさんから50cmぐらいを支給される。私のように5mぐらい必要とする人はトイレットペーパーを持参すべき。
  • 人はほがらか、一部の旧ソ人を除いて問題なし。
  • ベラルーシと異なり、街の造りに旧ソ連らしさがあまり見られない。旧ソを感じるのは、トローリーバスが走っていることと、地下鉄のホームまで伸びる異常に長い高速エスカレーターぐらい。
  • 街の人々はベラルーシの方が垢抜けている。
  • 街の若者や安宿のスタッフも含め基本的に英語が通じない。筆談で意思疎通をはかってくれる窓口係でないと列車の切符を買うのも容易ではない。
  • 英語表記は稀にしかない。
  • 特にリヴィウに於いて、付け鼻で外国人に扮したお笑いタレントよりも鼻が高い人を何人も見かけ、ぶったまげた。
  • ロシア語ができるか、2、3日滞在して表記文字に慣れればウクライナを楽しめそうだが、キエフ以外に満足できる観光スポットがあるのだろうか。
  • ヨーロッパ東の端を南下するのまとめ
<ウクライナ(オデッサ)/モルドバ(キシナウ)間の国境越え情報>
  • 体が丈夫なごく普通の旅行者はキエフあるいはリヴィウから夜行バスでモルドバに入国するのが一般的と思われる。
  • 私は長時間のバス利用を避けたかったのでモルドバに近い黒海沿岸の街オデッサまで夜行列車で移動して、そこから列車での入国を試みたが、現在オデッサ、キシニョウ(キシニョフ、キシナウ)間に列車は走っていないことがオデッサ駅で明らかになる。(ネット上で調べた限り、列車はあるはずだが利用していないという情報しかみつからず、DB BAHN検索でも出てこなかった)こちらの区間ルートはオデッサ経由の陸路ルートと距離、()を押すとオデッサを経由しないルート表示)
  • オデッサ駅から西へ伸びる大通りを2、3分歩くとバスターミナルがある。(私の持っていた3年前の歩き方地図には表示されていなかったので念のためのお知らせ)
    <参考図書> 地球の歩き方 ガイドブック A31 ロシア 2006~2007 =>最新版 2018~2019
  • バスターミナルにはサインや時刻表らしきものはあるが、キシニョウ(chisinau)のウクライナ文字表示がわからず、切符売り場には長蛇の列ができていて誰に尋ねたらいいのかわからず呆然とする。メインの窓口でなくプラットフォームの小さな窓口が空いたので、キシニョウ?と自信なく尋ねる。すると通じただけでなく、その窓口でチケットが販売され、隣に停まっていた大型バスがキシニョウ行きだとわかる。65グリヴナ(780円)。ウクライナ文字表示はКишинёвで発音は同じ。
  • 1時間ちょっとでウクライナ側出国審査に着く。バスから降りずにパスポートコントロールを受ける方式だが、パスポート回収されるまで暑い車内で1時間待たされる。その間、一瞬トイレに行けるチャンスがあったので念のため済ませておく(その後トイレ休憩があったのはオデッサ出発から4時間半後のタイミングだったので長時間もたない人にとってチャンスはここしかない)。パスポート回収から40分後に出発。
  • 数分バスで移動してモルドバ側入国審査。こちらもバス内審査だが、私だけ降ろされ担当係官上司の簡単な面接を受ける。ついでにトイレをチェックしたがなさそう。しかし、両替所があったのでウクライナ通貨の残りをモルドバ通貨に交換。
  • 8:50オデッサ出発で、15:10着。6時間強のうち出入国審査に要したのは約2時間。バスのルート不明だが明らかに沿ドニエストルは通過していないので、賄賂要求などのトラブルなし。

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