[ブルガリア]リラ

<リラ僧院(2枚組)撮影ポイント

評判が良いリラ僧院に期待していたが、外観がちょっとケバすぎで、観光客が多く騒々しい。

山に囲まれた立地環境はすばらしい。現地で見ている分には写真ほど派手さを感じないので、山に残雪があり観光客が少なければ感動していたかも。

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夜行で首都ソフィア(София)に朝6時に着いた時、あちこちの売店でコーヒーや朝食になりそうな揚げパンやハンバーグの類が売られていて、薄暗いロビーから感じられる異国の雰囲気にわくわくした。外に出ると駅前広場が3年前から大きく変化して新しくなっており街に明るさを感じた。ソフィアに泊まりたくなり、宿を予約して荷物を置いてリラ(Рила)に出かけようと思ったのだが、ガイドブック上の2,500円程度の宿は満室で近辺の安そうな宿をあたると4,000円前後と相場が高そうなので、予定通り荷物を持ってリラに出かけた。

リラにはソフィアからバスで行くのが楽で速いが、時間があったので敢えて列車でリラ村の近くDupnica(ドゥプニッツァ)に向かう。2時間20分程度の列車による移動のうち半分ぐらいを広々としたコンパートメントを独占でき、車窓は美しく快適な旅だった。Dupnicaに9:50に着きリラ村へのバスは10:00発と接続が良くそのままリラ僧院に突入しようと思ったが、リラ村発僧院行きのバスは「歩き方」に記載されている通り12:40発までなかったため2時間近くの待ちが発生。しかたなく、リラ村のホテルORBITA(トイレシャワー付30Lv、約2,100円)にチェックインすることにした。
リラ村に宿泊する外国人が少しはいるようだがほとんど観光地化されていない。カフェやスーパーで英語があまり通じず、外国人も相手にしてそうなカフェが1件あるだけ。(ATMは何台もあり驚いた)
代わりに農村の風景を楽しもうかとカメラを持って歩き回ったが、ときどき出会う村人たちが警戒感を顕にするだけで、特にこれといった景観や生活の様子を拝見することはできなかった。

<参考図書>
A25 地球の歩き方 中欧 2009~2010=>最新版 2019~2020

<たびメモ>

ギリシャのテッサロニキからブラゴエヴグラト(Благоевград)まで列車で行き、Blagoevgrad->リラ村->僧院とバスを乗り継げば、テッサロニキからリラ僧院の日帰りが可能(なはず)。但し、テッサロニキ発6:40で戻りがテッサロニキ着22:53となり、タイムテーブルを調べていて気づいたもので、実際利用した結果ではないのでご注意。

<ブルガリアめも>
  • スーパーでレジ袋をくれたのは、今回旅した国々でモルドバに次いで2ヶ国目。
  • 美しい緑に覆われているのに、道沿いや集落内の川にゴミが溢れている。ルワンダを見習いたまえ。
  • なぜ、またキリル文字(ロシア語で使われるアルファベットのひっくり返りがいくつかある文字)。もう簡易ロシア語辞書をしまいこんでしまったのだが、列車の駅名などでアルファベットへの解読作業が必要となる。例えばSofiaはСофияというように。しかし、旧ソ連の国と比較してアルファベット併記が多いので、ここで訓練してから旧ソに入るのもいいかも。
  • 子供に近づこうとすると敬遠される。若い女性はほとんど私の顔を見ず、店員などには冷たく対応される。私に何か問題でも?3年前からブルガリアの女性や子供とは相性が悪い。
  • 全般に人々の表情は暗く冷たさを感じ、以前訪れた時はそれゆえに危険なのではと思っていたが、ルーマニアや旧ソの国などを通ってきて十分慣れているので、気にすることなく接していれば特に問題ない。警戒心を顕に見つめる村の老人もこちらから挨拶すれば笑顔で応える。
  • 有料トイレは十分清潔、洋式で紙が備え付けられ、トイレ紙配給制から解放される。普通列車のトイレも何とか利用できるが、便座がボルトで固定され上げられないので汚れており座る気にならない。女性はどうしているのだろう。
  • 3年前ソフィアでスリに遭い、印象の悪かったブルガリアだが、緑の美しい国内を列車で旅してみたいという気持ちに変わりつつある。
  • ヨーロッパ東の端を南下するのまとめ

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