[ポーランド]クラクフ

<ヴァヴェル城旧王宮>

<聖マリア教会(2枚組)撮影ポイント

世界遺産に登録されているクラクフ旧市街は、ほどよい大きさにまとまり見どころが点在して悪くない。無難にポイントが押さえられているといった感じ。

聖マリア教会は内部が非常に壮麗で見事だ。堂内は大勢の礼拝者で溢れ、私語が慎まれて空気がピンと張り詰めている。その緊張感から落ち着いて鑑賞できないほどだ。
時間帯を変え改めて入場しようとすると「礼拝者のみ入場可」という看板を見つけてしまったので入場を止めた。観光気分で立ち入る場所ではないようだ。

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観光スポットのメインであるヴァヴェル城の入場券が施設毎に細かく区分され、それぞれ入場する時間帯が指定されるしくみになっている。その入場券を販売する窓口が少ないので長い行列ができ窓口にたどりつくまで1時間以上かかってぐったりと疲れた。
しかも、人気のある施設は昼前に完売となっていて、購入できた施設も入場が2時間後だった。更に既に売り切れているとかいう情報が列に並んだ段階でわからず窓口近くになって判明するというのが気に入らない。(日曜日だったから仕方がないのかあるいは夏期はいつもこうなのか不明)

ローマやパリの有名施設であればまだ諦めもつくが、ポーランドの旅行を計画するまで名前を聞いたことのない都市でのこのような状況には面食らってしまう。ちなみに「王宮の展示」と「ヴァヴェル城の遺構」を見学したが聖マリア教会と比べると大したことない。何時間も待って見るほどのものではない。

バスで30分の近郊にあるヴィエリチカ塩抗は採掘跡に巨大な礼拝堂があるとして、最近テレビで何度か取り上げられていたので訪れてみた。が、テレビで見たままのものがあるだけで特に感動はない。2時間もかかる(1時間で十分)英語のツアーが約1,900円でちょっと高すぎでは。礼拝堂以外はだいたい似たようなものを見せられたハルシュタットの塩抗の方が楽しめた。
事前にテレビで見てなければ驚いたかもしれないが。

<たびメモ>

クラクフからヴィエリチカまで1時間に1本列車が走っている。行きに乗った列車がのどかで楽しめたので、帰りも列車に乗ろうとホームで待っていたら、その時間帯は土日に走っていないことを教えられる。
塩抗見学者用の大型駐車場の前で大型バスを待っていたらミニバスが来たのでそれに乗る。料金は列車もバスも同じ2.5zlで、バスの方がはるかに本数が多く楽。

<ポーランドめも>
  • 人は概ね良し。若干冷たさを感じる部分もあるが、慣れの問題で気にならなくなると思われる。
  • 観光客を相手にする人の英語はほぼ問題なく、一般人も日本人よりは通じるかもという感じ。ただ、駅の時刻表や窓口案内など英語が併記されてしかるべき所がポーランド語のみだったりする場合も多い。
  • ポーランドには地図マニアが多いのだろうか。ワルシャワ歴史博物館には見とれるような美しい歴史地図が多数展示されている。ワルシャワの観光案内用地図やワルシャワとクラクフで泊まったホステルの道案内地図など非常に良くできていて感心した。
  • 酔っ払いや浮浪者はよく目に付き、スリやひったくりが多いというのが十分頷ける。財布やバッグには注意が必要。
  • ドイツやオーストリアより物価が安く、ヨーロッパらしさを楽しめるというのが魅力。もう一度ポーランドを訪れ、ゆっくり国内を回るのもいいかもと感じている。
  • ヨーロッパ東の端を南下するのまとめ

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