西アフリカ マリのたび

黄金の都と謳われたトンブクトゥ

<サンコレ・モスク>

<ジンゲリベリ・モスク>

トンブクトゥはニジェール川大湾曲部のサハラ砂漠に最も突き出た部分に位置する。かつては、サハラ砂漠からラクダを使って運ばれた岩塩が船でニジェール川を遡り金と交換されたという。トンブクトゥは13世紀から16世紀までマリ帝国、ソンガイ帝国の交易都市としてその名をアラブ・ヨーロッパ地域に轟かせていた。現在では砂漠に街が浸食される危機遺産の都市として有名だ。
砂漠の黄金都市トンブクトゥに強い憧れを抱き、相当の金と時間をかけて到達した私は、想像以上にさびれた街に愕然とした。小さなモスクで往時の面影をしのぶしかなかったのだ。

日本から時間的に最も遠いであろう世界文化遺産に辿り着いたという、かすかな満足感だけがあった。

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