西アフリカ マリのたび

モプティ

<ニジェール河の夕景(2枚組)

トンブクトゥから10時間かけて戻ってくると、モプティは陽が傾き始めていた。見事な夕焼けに染まるニジェール川で女性たちが洗い物に励む。
昔の日本人は洗濯をする時に腰を深く落とす蹲踞の姿勢を取っていた。ヨーロッパ人は膝を付いて行なっていたという。しかし、アフリカの多くの人々は膝を伸ばしたまま深く前屈するため、水辺で作業しても衣服が濡れずにすむ。

行き交う舟や働く女性たちが、薄紅色の水面の輝きから浮かびあがる。
ああ、この景色を見るためにここまで来たのだ。

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