[クウェート]クウェート

<クウェートタワー航空写真

12月のクウェートはひどく寒かった。

クウェートは40度を超す暑さが厳しい国という認識しかなかったので、深夜便で到着した時は面食らってしまった。 空港の外に出ると、まっすぐ立っていられないほど風も強く、早朝の体感温度は零度以下だったかもしれない。(後日確認したこの日の最低気温は7度。12月は最低気温が0度になる日もあった)

南アフリカのたびに持ってきた荷物には軽量ダウンや雨具などもあったが、立ち寄ったドバイの友人の家に置いてきてしまった。これは大失敗。
陽が差して風が弱くなるまで、空港のホールでブルブル震えながら堪えていた。

街中はひっそりとして広大な砂の空き地が多く、予想はしていたが実に寒々としている。

観光スポットとして最もメジャーなクウェートタワーは、昔は登ることができたようだが今は敷地内に入ることも許されない。周辺に観光客の姿はなく、海沿いの公園に人影はない。街中の立派なモスクを外から眺め、あとはかろうじて人の気配があるスーク周辺を歩くぐらいしか楽しむことがない。(帰国後ネットで確認するとグランドモスク内部が一番の見どころのよう。「地球の歩き方」で内部見学は要予約となっていたので訪れなかった)

<参考図書>E01 地球の歩き方 ドバイとアラビア半島の国々 2010~ => 最新版 2018~2019

クウェートは宿代が高いのでドバイやドーハなどから深夜便を使った日帰り訪問で十分かも。

<クウェートスーク>

<たびメモ(LCCに乗り遅れる)>

出発直前、UAEから中東湾岸諸国訪問のルートをLCC中心に検討したところ最も安かったのが、ドバイ-クウェート間をflydubaiで往復(615AED)、ドバイからバーレーン経由カタールの往復をGulf Airで(915AED)という無駄が多いルートだった。(全区間の青線を全て往復)

十分に調べもせず、クウェートへの移動にflydubaiを選択したのが失敗。flydubaiはドバイでもクウェートでもターミナルがメインと隣接した別のターミナルというところまでは理解していたが、交通の便がすこぶる悪いのだ。

クウェートのflydubai専用空港では誰に尋ねても、バスは市内行きもメインターミナル行きもないと言われる。路線バスが出ているメインターミナルは地図上で近そうなので歩き始めると軍の施設が行く手を阻み7kmほどの大回りが必要と分かり断念。結局5KWDでタクシー利用。翌朝、市内のホテルから空港までのタクシーは少し値切って4KWD

この高額なタクシー代だけでも痛かったのに、ドバイでは乗り継ぎミスまで起こしてしまう。

ドーハに向かうためドバイでGulf Airに乗り換えるのだが、この乗り継ぎ時間がもともと1時間50分しかなかった。1時間勘違いして予約してしまいe-ticket印刷後気づいたが、同じ空港だから何とかなるだろうと考えていた。ところが、ドバイ空港でflydubaiのターミナル2からGulf Airのターミナル1に行くためには一度入国してタクシーで10分以上の移動が必要だということがクウェートへの移動日にわかり不安だった。

flydubaiがクウェートを10分遅れで出発した時は間に合いそうだと思っていた。しかし、ドバイ空港に着陸してから搭乗ゲートに移動するまで何度も停機を繰り返して30分も時間がかかり、更に入国審査に30分、ターミナル2からターミナル1への移動(タクシー代40AED)に20分かかり(タクシーのルートバス地下鉄のルート)、Gulf Airのチェックインカウンターに着いたのが出発の20分前。出発時間の30分前、つまり私が到着した10分前にカウンターが閉じられていて惜しくもアウトとなってしまった。

飛行機に乗り遅れてしまうと惨めなものだ。次のフライトのキャンセル待ちを入れて2時間ロビーで待ったが空きが出ず、また更に2時間待っても空きがない。空きのある深夜便に変更するしかなかったが、ネット予約の変更はコールセンターでしかできないと言われ、何時間も顔をつき合わせていたカウンター職員から携帯を借り電話して、変更に伴うチャージで支払済の半額にあたる490AEDが加算され、当初予定していた便の10時間後にやっと搭乗できたが、疲れていたので避けたかった深夜便での移動となる。

金銭面での痛手に加えて肉体的、精神的にダメージを受けた、LCC乗り継ぎミスとなった。(乗り継ぎに余裕のない予約をしたことがミスの原因でflydubaiが問題だったわけでないが、ドバイとクウェートの空港でターミナルがメインと異なり移動に金と時間がかかることに注意)

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