[ネパール]ルンビニ

ルンビニは暑い。急に暑くなった。
午前中から40度越え、夜になっても30度から下がっていないのではないか(というぐらい暑い)。
エアコン付きの部屋を取ったのだが、夜は停電になり、暑さでのたうちまわる。少しでも涼を求め夜中にシャワールームに入ると、蛇口からはお湯しか出てこなくて手を濡らしてもアチチ状態。ホテル屋上の貯水タンクで熱せられてしまったのだろう。

ネパールは国全体が山岳地帯というイメージがあるが、ポカラから南に下りインドとの国境手前30kmのブトワル(タンセンからルンビニへのルートの中間)で山岳地帯を抜けインド大平原に出る。
ポカラが800m、カトマンズタンセンでは1,300mだった標高がルンビニで100mと急激に下がる。その標高差以上に暑さが厳しく、まるで別世界へ移動してきたような気分だ。

<マーヤ-聖堂/オーストリア寺(2枚組)

四大仏跡のうちサールナートだけは20年前に訪れているので、今回は残りの3つ、ルンビニー、クシーナガルブッダ・ガヤーを順に巡る。

サールナートは花や緑が美しく、古代に思いを馳せることのできる遺跡があり、人々の祈りの姿が見られた。と良い記憶ばかり残っているので、ブッダ生誕の地ルンビニは期待していたのだが、自分のイメージとはかなりかけ離れていた。

聖堂の跡や石柱など遺跡はごく一部で、歩き回るには広すぎる聖園内には最近作られた池や運河、そしてたくさんの寺院。
各国の寺院は競うように立派でそれぞれのお国の仏教建築を表現しているようだが、そのようなものを見にルンビニまで来たのではない。ブッダや原始仏教に触れたくて訪れているのだが、素っ気ない聖園(航空写真は聖堂のある南端部)内には見つけられない。ただ、中国人やインド人を中心にした大量の外国人旅行者に接するだけだった。

聖園の外に出て田園や集落を訪れれば、何かしらこの土地らしさに触れられそうだったが、暑すぎて気力出ず断念。
中国人団体客は聖園内もエアコンがガンガン効いたバスで移動していて、とてもうらやましく感じた。猛暑の時期はツアーで訪れた方が良さそう。

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