[スロバキア]ブラチスラヴァ

ことごとく感がはずれた街だった。
駅やバスステーションに降りた時、地図がなくても大体このあたりにホテルがあるだろう、こっちの方向が中心街だろうという感が今まであたっていた。しかし、ブラチスラヴァ(ブラチスラバ、ブラティスラバ)の場合、ロンリープラネットの(非常にわかりにくい)地図を持っているのにホテルが多く集まる場所を見つけられなかった。

≫続きを表示

ウィーンから列車で1時間の距離のため、夜8時半という比較的早い時間に駅に到着。小さな街のようなので自分の足でホテルを見つけようと思っていた。駅周辺は浮浪者が多く悪臭がしたため、駅から少し離れた中心街を目指す。小さな街と思っていたが、ブロックの間隔が広く、かなり歩いてもホテル街らしき地区が見つからない。ホテルは3つ見つかったが全て70ユーロ以上。駅前や街中の暗さからみて、ウィーンやブダペストよりはるか格下の汚いだけの街なのに、なぜこんなに高いホテルしかないのか。
しかたなくガイドブックに載っていた街はずれのペンションに向かう。観光客が少なく静かな街と思っていたのだが、若者で盛り上がるカフェバーが次々と現れる。やっとたどりついたペンションは満室。「今日は金曜の夜だから旅行者が多いからねえ」とペンションのスタッフ。そんなばかな。それからペンションやホテルを渡り歩いて、ドナウ河に浮かぶ船上ホテルでやっと50ユーロのホテルにチェックイン。重いバッグを持って3時間歩き回り、やっとみつけたホテルがウィーン並の値段とは。

翌日、一番の見所である城を見学した後、列車の時間まで間があるのでホテル探索していない地域をふらふらと歩いてみた。城以外に見るものはないだろうと思っていたら、観光の中心に出くわした。華やかな街なみと教会、広々とした石畳の歩行者道路、ホテル群と大勢のツアー客にぶったまげた。

予想を大きくはずし、意外にも美しい街が広がる観光地だった。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください