[クロアチア]ザグレブ(2)

月曜日で博物館が休み。雨が降り非常に寒い。わかりにくい街。これだけ重なると何もすることがない。
商店街の中心を探して歩き続けたが、古い大きなビルが続く街中には商店街というものはなさそうだ。東欧でよく見る無機質なビル群は住居用かオフィス用にしか向いていない。ところどころに商店があるが入り口がわかりにくかったり、中を覗くことができず何の店かわからない。また、このビル群が安ホテルの提供を妨げているようだ。ザグレブの人たちは店のない街中でよく生活できるものだと思っていた。
ところが、駅近くにある地下の入り口が人の出入りが多いことに気が付き、私も入ってみて驚いた。そこには巨大な地下商店街があったのだ。駅の近くなので何度も通っていたところだが、こんな商店街があろうとは今まで思いもしなかった。地上の古いビル群を維持するため地下に作るしかなかったのだろうが、なぜこのように他所者にわかりにくくする必要があるのだろう。

ザグレブの駅前に同じ間口の屋台のイチゴ屋が15軒並んで商売している。周りには新聞などを売るキオスク以外他の店はない。イチゴだけだ。なぜ、バナナやリンゴは売らないのか。なぜ、値段も中身も全て同じなのか。なぜ、街の人々はこの15軒のイチゴ屋の中から迷わず1軒を選び買っていくのか。何度も観察していたが、何も解明できない。不可解なイチゴ屋群だった。

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