[ジンバブエ/モザンビーク国境]Nyamapanda

昨晩ハラレに着き、今日は土曜日。モザンビークのビザをハラレで取るためにはハラレにあと2泊以上しなければならない。国境ポイントで取るビザは高額になることが多いようだが、様々な金額がネット上に流れ正確な情報が得られない。
私にはハラレで2泊する余裕がないので、とにかく行くしかないということで国境に向かう。(今回、入念に計画したルートの逆回りをしてしまっているためハラレ到着が金曜の夜になってしまうことを考えていなかった。当初の予定ではスワジランドでダブルエントリービザを取得しておき、マラウイからモザンビークへ2度目の入国をする予定だった)

<ハラレからテテまでの国境越え(モザンビークのアライバルビザ情報)>
  • ハラレの巨大バスターミナルの奥の方から国境ポイントであるNyamapanda行きのバスが出る。ミニバス降車場からターミナルに入り、なかなかたどり着かないので何人にも尋ねたが、みな親切に正しい方向を教えてくれた。
  • ほぼ満席状態のバスに乗車したのでほどなく出発。中型のバスだったのでミニバスよりは楽だった。11時ごろ発車して途中検問がいくつもあったので15時30分ごろ国境着(ルート)。国境の15kmほど手前から小さな山がいくつも見えてきて車窓を楽しむことができる。
  • ジンバブエ出国審査は問題なく通過。
  • 少し歩いてモザンビーク出入国施設。入国審査の窓口はたまたま空いていてビザがないことを告げると、係官は「なぜビザを取らずに来たんだ、ビザ代86USD、さらに今停電中なので自家発電用の燃料代プラス20USD」と憤っている。
    予想をはるかに超える金額に驚き「シングルエントリーは25USDではないのか?マラウイに抜けるため通過するだけなので10USDのトランジットビザはないのか?なぜ燃料代まで払わなければならないのだ」と係官に詰め寄ると、「もうビザのシートがないから発給できない、ハラレに戻ってビザを取ってから来い」と強い態度で追い返される。
  • その後、大型バスの乗客など入国審査を受ける人々が列を作ったため、建物の外で様子を見ていたが、ビザ発給を必要とする人は誰もいない模様。窓口が空いてきたところで、「86USDでなんとかビザを発給してくれないか」と低姿勢で係官に頼むと「パソコンを使用するため停電中は発給できない、外で待ってろ」と言われる。建物周辺には両替屋や物売りたちがたむろしているため、通常どのぐらい停電が続くのか尋ねると、夕方かなとか、夜まで回復しないこともあるとか言われる。
  • 絶望的な気持ちで建物の前の階段に腰掛けていたが、1時間以上経った17時過ぎ、両替屋から「電気が通った」と教えられる。暗かった建物内に電気が点り明るくなっている。その後、審査待ちの人たちが途絶えるまで待たされ、パソコンなどの電源が入れられて準備ができた後で、写真撮影、顔写真付きビザシートの発給が行なわれ30分ほど時間がかかる。係官によると、モザンビーク内の空港、陸路の国境ポイント全てがこの写真撮影によるビザ発給システムに移行したため、現在はどこもアライバルビザ代は86USDになっているとのこと。(しかし、あとでレシートを確認するとドル表示はなく、2,085MZNの表示のみ。手数料を除いたレートで計算して約70USD。ドル建てのビザ代は時期や場所により異なると思われる)
  • 暗くなる前に入国審査を終えることができて良かったが、これからテテに移動しなければならない。ミニバス乗り場はすぐ先にあり、乗車後1時間の18時30分、やっと席が埋まり出発。道中、真っ暗闇のなか懐中電灯を点け、私だけ鞄の中身を全て開けさせられる検問があり、テテには2時間30分後の21時着(ルート)、料金は150MZN
  • 停電はよくあることでパソコン必須のアライバルビザ発給が停電中はできない(追加料金を払って自家発電で発行してもらうとしても準備にかなり時間がかかりそう)となると、国際バスにはビザなしでは乗せてもらえないか国境で降ろされてしまうのでは。モザンビークビザはできるだけ隣国の大使館などで事前に取得すべき。

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