[ボツワナ]フランシスタウン

またしてもミス。
ガイドブックに載っているホテルは市内に2件だけ。金額的にかろうじて泊まれるのは約30USDのGrand Lodgeだがそこが満室。事前に予約しておく必要があった。(より安く泊まるにはテント泊かカウチサーフィン)
昨日のハボローネに夜着いたが何とかなったので、明るいうちに着けば問題ないだろうと考えてしまったのだ。

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Grand Lodgeの親切そうなスタッフに他に安めな宿がないか尋ねると「ない」と断言したうえ、ここ以外のホテルはDigger Innだけと言われる。そこは部屋代が100USD程度するようだが、他のホテル情報を得られることを期待して向かってみる。

ホテル周辺で入口がわからずうろうろしていると、商店の警備をしている黒人から「どうしたんだ」とにこやかな笑顔で声をかけられる。安宿がないか尋ねると、「俺のボスが何でも知っているからきいてみよう」と車のパーツ店内に入り、忙しそうに動き回る主に話しかける。
「安宿って、予算はいくらぐらいなんだ」
店主はこの街でちらほら見かける華僑の人だった。部屋代が50USDを超えるようであれば、フランシスタウンを出て今日中にジンバブエに入国するしかないと考えていたので、50USD相当の「500BWP以下のホテルで」とお願いすると「じゃあCity Innだな」と即答。それなら俺も知っていると警備員が店の外に連れて行き道を説明してくれた。別れ際に心から感謝の意を伝えると、彼は役に立てたことを非常に喜んでいた。
そこからすぐ近くにCity Inn(位置:S21 09.683 E27 30.660)があり、新しく高そうな雰囲気。値段を確認するとちょうど500BWP。よく考えると500BWPは60USD近くになるので値切り交渉を試みるも全く受け入れられず、しぶしぶそこで泊まることに。
広大なスペースを持つ清潔な部屋にエアコンがガンガン効き、かろうじて部屋でネットもできた。

ホテルのマネージャーに街の見所をしつこく尋ねてみたが博物館も公園も見るべきものは何もないと言う。(帰国後Googleマップで確認すると、ホテルの北西、直線距離400mにSupa Ngwao Museumがある。海外では信頼できそうな人でもひとりだけの意見で判断してはいけない
食堂を探しがてら人通りの多そうなところを歩いてみる。中華かカレーを食べたかったがチキンかバーガーショップしかない。そのうち夕方6時には多くの店が閉じられ、賑わいのあるマーケットすら見つけられず虚しく帰ってきた。

<たびメモ(ハボローネからフランシスタウンへの移動)>

ハボローネ中心部の宿Brackendene Lodgeからバスターミナルまでは約2km(ルート)。夜は止めた方が良さそうだが、昼なら何とか歩ける。
この区間はトイレ付バスは無理だと分かっていたので、すぐ出そうなバスを探す。大型バスが何台も停車していて、発車時間が決まっているようだ。午後発フランシスタウン行きバスの客引きがしつこかったが、振り切って進むと今出るというバス発見。
11:00ほぼ満席のバスが出発。郊外に出ると直線の道が多く同時刻に出発したと思われるマウン行き大型バスと時速140km前後で抜きつ抜かれつ。
13:20 Mahalapyeに停車。町のターミナルに停まると必ず物売りが車内に入ってきて数分停車するのでザックを席に置きターミナル内のトイレに行く。トイレから出てきてバスをコンパクトデジカメで撮影すると近くにいた物売りが怒鳴りつけてくる。アフリカでよくあることで粗野なアフリカ人には慣れているのだが、次にカメラを取り出したら殺すぞと言わんばかりの勢いに少しびびる。車内に戻ると乗客のひとりが私に強く注意してくる。今降りていったやつがどうのこうのと言っているが、彼の英語らしき言葉が理解できない。10分停車後出発。
大分あとになってわかったのだが、ザックのサイドポケットに入れていたペットボトルがなくなっていた。チャックや蓋などないスペースだがポケットの奥にしまい込み簡単には抜き取れないようにしていたのだが。他の乗客の鞄は鍵などかけないどころか、口が開きっぱなしの状態でジュースや食べ物が顔をのぞかせたまま座席や通路に置かれているのになぜ私の飲みかけの水が盗まれるのだろう。実害少なかったが旅のトラブルの前触れかもしれない。ボツワナは比較的安全と言われていたので警戒を怠っていたが、もう少し注意することにした。
途中何度も停車していたが時速100km以上出せる区間が多く距離の割に短時間で、16:20フランシスタウン着。料金97.5BWP。(ハボローネからフランシスタウンまでのルート
フランシスタウンのバスターミナルから中心部まで(ルート)は1kmほど。

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