[スリランカ]アヌラーダプラ

<ジェータワナ・ラーマヤ航空写真

スリランカには仏教遺跡が溢れ、国内の巡礼者や観光客も多い。
小高い丘の頂を目指し、人の良いスリランカ人たちと仏教施設めぐりをするのはなかなか楽しい。

<アヌラーダプラ近郊のミヒンタレー(2枚組)

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スリランカの仏跡に入る時には外国人観光客も靴を脱がなくてはならない。タイ、ミャンマーなど他の上座部仏教の国でも同じだが、それらの国々で屋外を裸足で歩かされる場合には必ず石畳がある。しかし、スリランカでは聖域内であれば、土の上だろうが、ミヒンタレーの這って登る岩の上だろうが裸足になることを強要される。

小石がごろごろとした土の道で、こんな所で靴を脱がせるなど思いもせず、看板を見逃して仏陀の像に近づくと、銃を持った兵士(彼らは軍靴を履いている)が近づいてきて靴を脱げと命じる。私がきょとんとして、なぜここでと問い質すと、「仏陀様の前だぞ、仏陀様の」と兵士はあきれ顔で言ってくるのだ。

ソックスを履いたままでも良いので、私は穴があくことを覚悟でソックスを履き続けていた。しかし、それでも尖った小石などを踏んでしまうと、全身が硬直するほどの激痛が走る。(私は一般的な日本人よりも足裏が弱い)

地元の人たちは靴底のように足の裏が硬くなっているのだろう、町中だろうが舗装されていない田舎道だろうが、素足のまま歩き回る人たちがいくらでもいる。その割合から、この国で靴を履かないでいることは、日本で夏に帽子をかぶらないでいるぐらいの感覚だと思われる。

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