国別アーカイブ:エスワティニ ( 2件の日記 )

[スワジランド(エスワティニ)]ムババーネ

スワジランド(2018年からエスワティニ王国)に入ってついに本格的な雨。しかも、常に濃い霧で、移動中も車内から何も見えない。
しかし、峠間で一瞬晴れ間があり、中欧を思い出させる美しい景色が見られた。
首都ムババネには外国人旅行者をほとんど見かけないが、不気味なほど私に対して無関心。チャイナ攻撃にうんざりした夕べのプレトリアとは大違い。

<ムババーネのターミナル/エズルウィニ(2枚組)

<たびメモ(ムババーネからヨハネスブルグへの移動)>

ムババーネからヨハネスブルグかプレトリアへ長距離ミニバスでなく、(できればトイレ付)大型バスで移動したいのだが、少なくともスワジランド(エスワティニ)国内から出る国際バスはない。ミニバスで南アフリカに入り、南ア内で大型バスで移動となると、入国時に利用したMalelane経由(あるいはよりヨハネスブルグ寄りのNelspruit経由)以外では、ムババーネから西へ150km離れたエルメロ(Ermelo)からGreyhoundバスに乗れそうだ。
しかし、このルート情報がネット上に見つからなかったため、料金が500ZARと高額なTrans MagnificのBus Shuttle Serviceを利用することにした。

オデッセイを一回り大きくした高級感あるミニバンに客が7人でサンドイッチとジュース付。
出入国審査は運転手がサポートするので非常にスムーズ。出入国施設でトイレに行けるが、全道程の中間地点にあるサービスエリアでトイレ休憩あり。
14:30にムババーネを出発してO R Tambo空港まで(Carolina経由のルート)は予定の4時間ちょうどで18:30到着。空港で他の客みな降りていたが、私の目的地はハウトレインのサントン駅で18:53着。(このあとハウトレインでプレトリア駅へ行き、駅から600mの宿へ)
ヨハネスブルグのO R Tambo空港まで行くのであれば、MalelaneやErmelo経由で大型バスを乗り継ぎ空港に至るトータルの料金と大差なく、断然速く快適なのでShuttle Serviceの利用価値が高い。
(帰国後)宿を参考にしたヨンtravelツッチーさん情報を確認すると、ミニバスがムババーネをほぼ定時発車(満席発車じゃないの?)でヨハネスブルグまで所用4時間30分(意外と速い)、そして料金が200ZAR(安い!)。この情報を知らず長距離ミニバスは検討の対象から外していたが、危険と言われるヨハネスブルグのミニバスターミナルで乗り換えることを問題としなければこちらを利用すべきかも。

<たびメモ(宿情報)>

ヨンtravelツッチーさんの2013年5月の情報を元にVeki’s Guest House(位置:S26 19.249 E31 08.271)を目指したが、中心部から1km離れ(ルート)傾斜を登った先にある。雨が降っていて途中から歩道が途絶え、雑草とぬかるみを歩く。
部屋が150ZARという情報だったが、2泊以上でないとその金額にはならない(マネージャーがいればなんとかなったという雰囲気あり)と言われ、トイレバス共同のダブルルームが200ZARだった。1ブロック手前の宿など200ZAR台の部屋は他にもあり探索すべきだったが、雨やぬかるみでズボンを濡らしてしまい気力を失っていたためそこでチェックイン。
現地の職人風泊まり客やスタッフのおばちゃんたちの話し声がうるさかったが、清潔感はあり無難な宿。

[南アフリカ/エスワティニ国境]Jeppes Reef

プレトリアを20時30分に出発(ヨハネスブルグは22時発)するIntercapeのマプト行き夜行バスでマレラネ(Malelane)に早朝4時に着き、そこからエスワティニ(当時スワジランド)のJeppes Reef国境に向かいムババーネまで至るルート。
南アフリカで早朝4時にバスを降りて大丈夫なのだろうかという心配はあった。

<マレラネからムババーネまでの国境越え>
  • IntercapeバスのMalelane停留所は、4時間に1回程度の休憩所として利用される24時間営業ガソリンスタンドだったので、併設されるコンビニ店舗からトイレまでスペースが広くスタッフも大勢いてバスが走り去った後も危険は感じない。ミニバスが走り始めるのは朝6時なので、それまでここに留まるようスタンドのスタッフに勧められる。
    十分明るかったので5時30分ごろから町を探索して、バスターミナル(Intercape停留所から400m程度)に6時前に到着。Jeppes Reef行き大型バスもあるようだが、ミニバスの方が頻繁に出ると思い、Jeppes Reef行きミニバスに最初の客として乗車。まもなくもうひとりの乗客があったがなかなか客の集まりが悪い。他の行き先のミニバスにもほとんど乗客なし。不安になり、隣の敷地の大型バスターミナルへ行ってみる。すると、建物の影にエンジンをかけた大型バスが停車していてJeppes Reef行きの表示。運転手に尋ねるとまもなく出るというので乗車。2割も席が埋まっていなかったが6時23分に出発、料金は20ZAR。乗客のほとんどは夜勤帰りという感じだったが、途中、対向するバス2台とすれ違う。また、客を乗せたミニバスも1台抜いていく。結構、早朝からバスは動いていそう。
  • ローカル大型バスは7時11分、国境手前数kmの終点に到着。バスを降りた後すぐ、途中で抜いてきた(どこ発かは不明の)ミニバスをつかまえ国境に向かう。料金10ZAR徴収されたがほんの4分で国境到着。(Malelaneから国境までのルート
  • 出国審査でいくつか質問を受けるが問題なし。歩いてすぐエスワティニ(スワジランド)の施設。入国審査あっさり。
  • 朝7時30分、エスワティニ(スワジランド)出入国施設を出るとミニバスが停車している。ここからは40km先のPiggs Peak行きしか出ていないとミニバス関係者は言い、他の交通手段はなさそう。この時間帯に国境を越えてくる人はほとんどいないため、いつまでたっても出発しないのではと思っていると、7時45分ごろ、客2人だけで出発。国境の近くにいくつも集落があり、乗客は増えてすぐ満席になる。客の乗り降りが多いので多少時間がかかり、約1時間後、Piggs Peakに到着。料金18ZAR
  • Piggs Peakからはムババーネ行きが頻発しているようで、最初の客で乗車したミニバスが15分後に満席で出発。エスワティニ(スワジランド)に入ってから濃い霧が立ち込めほとんど景色が見えなかったが、途中何度か霧が晴れた瞬間に息を飲むような景色が見られた。ずっと山あいの道を走っているので、晴れていると車窓を楽しめそう。約1時間でムババーネ到着。料金27ZAR。(Jeppes Reef国境からムババーネまでのルート
  • 乗り換えスムーズで(たまたまかもしれないが)発車待ち時間が短かったため、Malelane出発から3時間30分後の10時前、ムババーネに到着できた。ヨハネスブルグ周辺での宿泊を避けるため夜行バスを使うのは有効だが、Malelaneに早朝4時着というのがネックであまりお勧めできない。(このルートを参考にさせていただいたtabisiteのように列車Shosholoza Meylを利用すれば朝6時ごろMalelaneに着きそうだが、現時点で水曜日と金曜日のみ運行)