国別アーカイブ:タイ ( 4件の日記 )

[タイ]バンコク<番外>

<ワット・ベンチャマボペット内>

空港で入手した無料地図を頼りに市内観光に出かける。何度も訪れているバンコクだが、いつも寺を2つ3つ見ると飽きてしまうので巨大寝釈迦像をまだ見たことがない。場所も寺院の名もわからず目指した結果、3つ目にその寺院に辿り着き、王宮のすぐ隣のワット・ポーだということを知る。(ワット・ポーは訪れたことがあるが寝釈迦像を見逃していたようだ)

ひと月のヨーロッパの後なので華美を極める仏教寺院は新鮮であり、昔は嫌いだったタイの仏像も気高いお顔に見えてくる。どの寺院にも地元の信者が大勢訪れ、欧米の旅行者たちが無神経にフラッシュを焚くのも気にせず熱心に祈りを捧げている。
大陸や宗教が違えど人々の祈りの姿は変わらず、その崇高なる空気に心洗われる。

[タイ]ウボンラチャタニー

<ワット・シーウボンラット寺院航空写真
/別の寺院での夕景(2枚組)

ウボン(ウボンラーチャターニー)は犬が多い。歩道や路地にうじゃうじゃといて、みな激しく吠えてくる。タイ人の行き来が多い商店街の通りでも、やつらは私にだけ吠えるのだ。

ウボンは中途半端に洗練され、タイの魅力が薄れた町だが、見るべき寺院がある。
犬がこれほどいなければゆっくりと歩き回りたいのだが。

[タイ]チェンマイ

生暖かい空気が全身を包み、眠気がいくらでも襲ってくる。町の人々は穏やかで、飼い犬たちも欠伸ばかりしている。
見所としての寺院はそれなりにだが、食べ物が安くて旨いので長居したくなってしまう。

チェンマイ近郊ボーサンの傘工場に出かける。
中庭で傘を乾かす様子は、南国の花が咲き乱れているように見えた。

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9月30日はチェンマイ中心街でサンデーマーケットの日。その規模と商品の多様さは想像をはるかに超えるものがあった。

私はイスラム圏を中心に世界の名だたるバザール、マーケットを巡って来たつもりだが、これだけの規模は初めてだ。
通常は駐車車両の多い一般道路の両脇と中央部に3千(ガイドブックより)とも言われる屋台が週に一度だけ設置される。雑貨、衣料品、土産品、食事、絵画、など区画毎に種類の異なる屋台が隙間なくきれいに並ぶ。その距離3kmぐらいに及ぶのだろうか。タイ人のなんと秩序だったことか。
立ち止まることなく半数くらいの屋台を眺めるように歩いて1時間半。買い物しながら全体を回ろうとしたら、マーケットのオープン時間である4時間では終わらないかもしれない。

マーケットの規模は大きいのだが盛り上がりが今一つ。
タイ語は鼻に抜ける音が多く、興奮して話をしても音量が上がらず高音になっていくだけで迫力に欠ける。
通りの中央部に若者らによる歌手をはじめとしたストリートパフォーマーが並ぶのだが、誰も耳を傾けようとしない。音痴が多いということも問題だが、それ以前にほとんど声が聞こえない。フニャー、フワーっと声が頭の上に抜けていき、雑踏にかき消される。
雰囲気だけを味わいたくて歩いている私は、彼らに活を入れたくなった。

[タイ]バンコク

バンコクは洗練された都会となり驚いている。東京よりも路上は清められ、空気も澄んでいるような気がする。歩道に唾を吐くのもはばかられるくらいだ。

初めてバンコクに来た時は、何もかもが嫌いな街だったが、旅慣れたせいだろうか、なかなかいい街だと感じる。

しつこい派手さが受け入れられなかったワットアルン寺院(写真)だが、今は渋さを感じられるようになり、私のお気に入りだ。

上空からのワットアルン