国別アーカイブ:トーゴ ( 3件の日記 )

[トーゴ/ベナン国境]Anecho

小国同士の国境なので楽に通過。

≫国境越え詳細
  • ロメから国境の町アメホまで乗り合いタクシーで2時間。区間ルートをみると50km弱だが、ルート後半は未舗装の悪路だった。
  • トーゴ出国時、税関、出国税、賄賂要求なし。カード記入も不要で係官が台帳に記入。
  • 両国間のイミグレーション(出入国審査場)近い。(荷物が重くなければ越境直通タクシー不要)
  • ベナン入国時、税関、入国税、賄賂要求なし。カード記入不要でトーゴよりも詳細な内容を時間をかけて係官が記入。
  • 国境からウイダーまで(区間ルート)乗り合いタクシー1時間。
<ベナン基本情報>

[首都]ポルトノボ、 [通貨]CFAフラン(2008年11月, 1CFAフラン=約0.18~0.2円)
[公用語]フランス語、 [宗教]伝統的宗教65%、キリスト教20%、イスラム教15%
[入国ビザ] 必要、アクラで5ヶ国共通ビザ取得(3万CFAフラン)
[歴史/概要]
17世紀に成立したダホメー王国は奴隷貿易で繁栄するが、1894年フランスによって征服される。1960年に独立後、一時、社会主義国にもなるが、1990年からベナン共和国として現在の姿になる。
国民の大半が農業に従事して綿花、トウモロコシなどを生産。海底油田の開発は停滞しており、石油製品の大部分を隣国ナイジェリアに頼っている。ヴードゥー教はベナンが発祥といわれ、1992年にベナンの国教となる。オフィス北野所属のゾマホン・ルフィンはベナン大統領特別顧問(ゾマホン氏関連のwebサイトはベナン情報事前チェックに必須)。さんまのからくりTVに出ていたアドゴニー・ロロの出身地。

[トーゴ]ロメ

lome

<ロメ中心部付近の海岸航空写真

風がそよぐロメのビーチは心地良い。砂浜以外ほとんど何もない景色、そして所々で強い糞尿の臭い、アフリカの典型的な海岸という気がする。
街の中心に教会が2つあるのだが、あまり大きくない。博物館は国の大きさに合わせたかのように驚くほど小さい。

lome

<大聖堂とグラン・マルシェの売り子たち>

≫続きを表示
lome

<中心部の教会(裏に不気味な動物頭蓋骨の写真あり、クリックで表示)

ロメはある程度危ないらしい。ホテルのスタッフが貴重品を持ち歩かず、夜遅くなったらすぐ近くでもバイクタクシーを使うようにと忠告する。
夜8時にホテル周辺で食事する場所を探していたら、娼婦に絡まれ、太い腕でがっちり押さえこまれてしまった。確かにこれは要注意だ。(娼婦、物乞い、子供などに体を触られたりつかまれたりするのは危険の兆候)

昼でも1人で歩くのは危険だという海岸以外、ロメにはこれといった見どころがない、とガイドブックに書かれているので、あやしげな呪物市場に行ってみた。テニスコート2つ分ぐらいのエリアに動物の皮、頭だけ、小動物は体まるごとが干物のように並べられ、強い日差しにさらされている。(上の写真上でクリックすると写真表示)
カエルやネズミぐらいならまだしも、猿やバッファロー、ひょうなどの頭も数多く並べられ、野生動物保護上おおいに問題あるのではないだろうか。撮影代込みで約1,600円(ガイドブック上は2,000円)という法外な入場料を徴収しながら、最後にいいかげんなおまじないをかけて、これを買わないとこれからのアフリカ旅行に不幸が起こると様々なお守りを売りつけてくる。賢明な旅行者は行くべきでない。(ちなみに小心者の私は言い値の10分の1以下である1個百円でお守りを購入したので今後の旅は万全)

他に行くところがなくなり中心部のグラン・マルシェ(大市場)を歩いたら結構楽しめた。ガーナのアクラ、クマシと比べ規模はかなり小さいが、売り子たちの頭上に積み上げる商品の量が多くそして高く、人やバイクがあたってきたり、あちこちで小競り合いがあったりなど、ガーナよりも刺激的。

<参考図書>Lonely Planet West Africa (6th Edition)=>最新版 West Africa (9th Edition)

<トーゴめも>
  • ガーナ、コートジボワールになかったバイクタクシーが出現したのは驚き。乗り合いタクシーとかに乗らずに済むのは楽だが、お尻が痛くなる悪路が多く、信号を守らずに突っ込むので急ブレーキも多い。
  • ここでも路上サンドイッチ屋があるが、ガーナ、コートジボワールに比べてちょっと不衛生。でも美味かった。
  • ネット屋は多く、簡単に自分のPCが繋げられたが、快適な速度でないのに1時間200円は高い。(1時間1ドルが世界の標準価格と思っているので)
  • 英語は比較的よく通じるがダメな人は全くダメなので、カタコト仏語ができた方が楽。(入国時のイミグレ係官は全く英語を話そうとしなかった)
  • 脇道に入ると砂の道が多い。バイクタクシーのドライバーは帽子をかぶっている人は多いが、サングラスをかけている人は少ない。砂の舞う道を毎日走り、目を悪くしないのだろうか。
  • 結論として、特に楽しいことはトーゴになさそうだが、人は概ね良いようなので、1日2,500円(宿1,000円、飲食費1,000円、他500円)で1ヶ月くらいなら生きていられるかも。
  • マイナースポットをゆく(西アフリカ編/東アフリカ編)のまとめ

[ガーナ/トーゴ国境]Aflao-Lome

夜でも難なく通過。

≫国境越え詳細
  • アクラから国境のアフラオまで(この区間ルートと距離)乗り合いワゴンが飛ばしに飛ばして3時間強。
  • 19時過ぎ(国境でビザが取れるがアライバルビザ発給は17時までなので要注意)の暗闇でも国境を往来する人は多く、食べ物や両替の路上売りが多く出ていて体感危険度は低かった。
  • ガーナ出国時、税関チェックなし、出国税等なし、軽い賄賂要求あり。(ノー1回で済み)
  • トーゴ入国時、税関チェックなし、入国税、賄賂要求なし。
  • イミグレーションを出たところにバイクや車のタクシーがたむろしていて、それほどふっかけられずに市内へ移動可能。
<トーゴ基本情報>

[首都]ロメ、 [通貨]CFAフラン(2008年11月, 1CFAフラン=約0.18~0.2円)
[公用語]フランス語、 [宗教]キリスト教23%、イスラム教10%、伝統宗教67%
[入国ビザ] 必要、アクラで5ヶ国共通ビザ取得(国境でアライバルビザ取得可能のよう)
[歴史/概要]
16世紀以降は奴隷海岸の一部として知られ、19世紀まで奴隷の供給地となる。1885年ドイツ保護領トーゴランドと宣言されるが第一次世界大戦に英仏による分割統治となる。英領がガーナの一部として分離され、1960年に仏領がトーゴとして独立。
ドイツが宗主国であったため古くから生ビールが飲まれ、ソーセージが美味しいといわれる。
人口650万人ほどの小国ながら、2006年にサッカーのワールドカップ出場。