国別アーカイブ:ザンビア ( 4件の日記 )

[ザンビア]リビングストン

<水量が最も少ない時期のザンビア側ビクトリアの滝航空写真

雨季が始まったばかりのため、水量が最も少ないと言う。

この時期のザンビア側ビクトリアフォールズは、世界四大ガッカリに入れたいほどしょぼい。

前回訪れた2001年7月は、水煙から落ちる雨でジンバブエ側は息苦しくなりザンビア側でも雨具なしでは歩き回れないほどだったので、カメラや鞄などに万全の防水対策を取ってきたのだが不要だった。

水煙が上がっているジンバブエ側(写真中央奥)がうらやましい。ジンバブエ側で滝を見てザンビアに戻ってくるのに時間的には半日もかからないが、ジンバブエビザ30USD、入場料30USD、ザンビアビザ50USDで合計110USD必要となるのでザンビアから眺めるだけで我慢することにした。水量が多いという2月から5月にもう一度訪れてみよう。

<2013年12月7日>

<魅力的な樹のそばに店を出すリビングストンのホームセンター>

ウィントフック行きバスが週2便しかなく完全に1日空きができてしまう。休養と共に態勢を整えることにした。
腕時計が壊れ、かなり不便を感じていたので1USD程度の安モノを探す。店舗を構える店では10USD以下もないので、表通りの露天をあたると5USDぐらいのシンプルな時計がある。

さらに裏通りの露天を探索すると5ZMWと1USD以下のデジタル腕時計が見つかった。

モザンビークのミニバスでズボンの尻下部分を10cmほど破ったが仮縫いしてそのまま履き続けていた。
露天のミシン屋を見つけたので縫ってもらうとこちらも5ZMW。これからの旅は安泰かもしれない。


ザンビア人は信用ならん。またもバス会社のスタッフに騙された。

<たびメモ(リビングストンからウィントフックへの移動)>

リビングストンからウィントフックまで(ルート)大型バスを走らせているのは、Intercape、CR Holdings、Insightの3社だけのようで、いずれも水曜日、日曜日の週2便のみで12時~13時発車。

確実にトイレが付いていて信頼性の高いIntercapeにしたかったが、2日前に満席だった。

他2社のうちCR Holdingsがトイレ付バスだというので2日前にチケットを押さえる。前回、ルサカからのバスで騙されたばかりなので、バスがトイレ付だというだけでなく機能して使えるということを購入時に記載してもらい保障をつけた。ウィントフックまで所要18時間と長距離で、料金が420ZMW(75USD)とIntercapeとあまり違わず高額のため、トイレは付いていて使えるものと考えていた。

しかし、当日、ルサカ始発のバスがターミナルに着くと、横が2+3のシート配列でトイレなどついているわけないじゃん、というタイプのバスだった。

トイレ付を保障した窓口の男に喰ってかかると、「申し訳ない、予定していたバスが故障して急遽このバスに切り替えられたようだ」と暗い顔で答える。Intercapeは満席でInsightと思われるバスはよりオンボロだったため、このバスチケットを返金する訳にもいかない。全く意味のない保障を付けていたことになる。

トイレ付バスにこだわって、三度続けてザンビアのバス会社スタッフに騙されるとは何たること。

騙される方に問題ありだが、ザンビア人たちは胸が痛まないのだろうか。

(最近リビングストンでは、大型バスが同じひとつのターミナルにまとめられ、位置:S17 50.757 E25 51.637が変わった)

<たびメモ(リビングストン安宿情報)>

ルサカのバス出発が2時間以上遅れ、リビングストン初日はホテル探しが日没後になってしまった。ガイドブックを頼りにFawlty Towersを訪れるとスコールに見舞われ、トイレシャワー共同の部屋はトリプルしかなく247.5ZMW(44USD)と高額だったが泊まってしまった。

wifiがフリーで問題ない速度で使えたので、80ZMWのドミトリーに泊まる人にとってはまあまあかもしれない。

翌日、20USDぐらいの部屋がないかと周辺を探索すると3件目でみつかった。

欧米人が好みそうなJollyboys Backpackersという宿の隣にZAMBIA RED CROSS SOCIETY(位置:S17 51.074 E25 51.394)という赤十字マークが掲げられた、ホテルらしからぬ建物があり、トイレシャワーそしてエアコンまで付いたシングルルームが116ZMWと約20USDだった。アフリカ以外から来た泊まり客は見かけなかったが、バスターミナルから近く(ルート)好立地で部屋は清潔、スタッフの愛想も良く、wifiなし以外は申し分なかったので、今回の旅で初めて2連泊することにした。

[ザンビア]ルサカ

ルサカを少しは探索したかったが、ターミナル到着が18時で日が暮れて、翌日は朝8時にターミナルに向かったので、ターミナルと宿周辺しか歩いていない。

チェックイン後、買い出しに行くのは危険でないか宿のスタッフに尋ねたところ、少し考えて早足で歩けば大丈夫とのこと。

できるだけ早めに戻るようにということと理解して、慌てて買い出しに出る。行きはまだ道の凹凸が感じられたが、帰りは完全に暗闇となり、懐中電灯の光が当たらない場所は全く見えない。

<たびメモ(宿情報)>

最安値の部屋ではないが、バスターミナルからの近さ(ルート)ではこのFlint Stones(位置:S15 24.740 E28 17.404)が一番。(周辺にもいくつか安宿あり)

トイレシャワー共同でダブルベッドの部屋が170ZWK(32USD)。特に清潔とか快適とかいうことはなく無難なレベルなので割高だが、周辺の宿も(ドミトリーでなく)部屋を取るとなると同程度と思われる。

<たびメモ(ルサカからリビングストンへの移動)>

ルサカのバスターミナルに着いてすぐ、トイレ付にこだわってバスを探す。

ガイドブックお勧めのShalom Bus Servicesで尋ねると、「ザンビアにトイレ付バスなんてないよ」と鼻で笑われる。

バス会社によっては客引きが盛んで、「今夜出発するバスはトイレ付だ」というので見せてもらうと、おお、トイレがあるではないか。しかし、ドアを開けてみるとそこは物置きになっていて、「故障中なんだけど」と客引きが慌てて補足する。それじゃ意味ないんだが、トイレ付バスがありそうな気配。

Mahogany Luxary Coachesの客引きが翌朝8:30発車のバスがトイレ付だとシートマップを見せる。車内のトイレが故障で使えないなどあり得ないと言われチケットを購入。他のバス会社は窓口で行き先毎に発車時間が表示されているが、このバス会社は窓口での表示がなく発券されたチケットにも日付と座席番号はあるが時間の記載がない。問い質すと窓口係がチケットに8:00と記入して出発30分前の8時までここへ来るようにと促す。

不安はあるが信じてみるしかない。

翌日、8時すぎにターミナルに着くとバスが停車していたが、車内に客は数人しかいない。中央出入口にトイレが備えられていたが鍵がかかっている。発車するまでは使えないとのこと。不審を抱くが、発車前は鍵がかかっているのが普通だろうと自分を納得させる。

8時30分、バスが出発する気配なし。客引きに忙しいスタッフに確認すると出発は9時30分に変更になったと答える。不信感が高まる。

9時30分、半分以上の席が埋まり、エンジンはかけられているがまだ走り出さない。8時からじっと席で待っている地元の客が怒り出す。スタッフは「快適にお過ごしいただけるよう、車内にエアコンを入れビデオも流しているじゃないですか。もうすぐ発車しますよ」と応対している。

10時30分すぎ満席になり走り出す。何のことはない、大型ラグジュアリーバスなのだが席が全て埋まらないと発車しないバスだった。いい加減なバス会社だとわかり、もう期待ゼロだったが、やはり車内のトイレは使えなかった。

またしてもザンビアのバススタッフに騙されてしまった。ザンビア人、信用ならん。

出発後このバスは14時ごろ15分の休憩を取り、18時ごろリビングストン到着。料金は110ZMWで他と比べて決して安くはない。同じ行き先で何社もの大型バスが運行しているので、Mahogany Luxary Coaches以外で出発時間が明示されているバス会社を選ぶべき。

[ザンビア]チパタ

リロングウェからルサカへの直行バスは早朝発になるため、国境越えを楽しみながら移動しようとチパタに寄ってみた。

ザンビア東部州の州都で人口10万人ほど。低い山に囲まれ面白そうな町に感じたが、新市街、旧市街と巡っていると歩き回るには広すぎて、農村地帯まで足をのばすことができなかった。

<たびメモ(ルサカからリビングストンへの移動)>

国境からの乗り合いタクシーでバスターミナル(位置:S13 37.947 E32 38.894)まで連れて行ってもらうが、同乗者がみな降りた新市街から離れている。(ターミナル南西は旧市街マーケット)

乗り合いタクシーの運転手に最も快適なバスを尋ねるとJOHABIE EXPRESSと回答があり、Lonely Planetのお勧めと一致する。その会社はターミナルの角に発券オフィスを構えているのでそちらに向かう。すると営業担当(客引き)がすぐさま笑顔で出迎えた。

「いらっしゃいませ。ルサカ行きは毎朝5時、6時、8時と3本あり、弊社は最も豪華なバスを有し安心安全運行を心がけております」

「明日8時発のバスに乗りたいんだけどトイレ付いてるの?」

「申し訳ありませんが、この路線はどのバスもトイレは付いていません。しかし、8時のバスはまだお席に余裕があります。ドアに近い最前列の席をお取りすればトイレに行きやすいです」

「でもいつでもトイレに行けるわけじゃないからなあ」

「ご安心下さい。車掌にお申し付けいただけば、すぐにバスを停車させます。弊社の乗務員はみなreliableです」

感心した。百点満点の受け答えである。

ターミナル内の他社のバスを見た限りトイレ付は期待できそうもない。しかし、最前列の席を押さえられれば、ちょっとした停車でもトイレに行きやすく精神的に楽だ。何よりも、最後のreliableという言葉が心に響き、JOHABIEのバスチケットを購入した。

翌日、余裕を持って8時前にバスターミナルに着くと野獣のような男が近寄ってきた。

「どこへ行く、ルサカか?ルサカならこのバスだ。他にバスはない」

他社のスタッフのようだが私の腕をがっちり掴み、抵抗すると後ろから両腕を押さえ抱え上げられてしまう。強硬に反発して逃げ込むようにJOHABIEのオフィスに入り「ルサカ行きのバスはどこだ」と尋ねるとあっさりキャンセルになったと答える。そして、私のチケットを受け取りバス代150ZMWを返却すると、KANTHENGAのバスに乗れと連れて行かれる。すると先ほどの野獣が待ち構えていて「ほらオレの言った通りだろう」とニタニタ笑っている。

何たることだ。reliableだというザンビアのバス会社を信じたのに完全に裏切られた。

そういえば昨日バスのシートマップを見せられたとき、5時と6時のバスはかなり席が埋まっていたが8時のバスはほとんど空席で違和感があった。あの雄弁な営業担当に丸めこまれてしまった。

その客引きの姿はなく、このKANTHENGAのバスに乗ってみると1時間後の9時出発だというのに席は半分ほど埋まっていて後方の座席を取ることになる。

このバスの運行時間は9:20チパタ発、12:50休憩所到着、13:00休憩所出発、17:50ルサカ着(ルート)という感じなので、5時間ぐらい平気でトイレを我慢できるような健康体でないと、飲食を抑えても苦しい思いをすることになるのだ。

ルサカから先はトイレ付バスにしか乗らないことにしよう。

<参考図書>Lonely Planet Southern Africa 6版 (2013/08) => 最新版(2017/09)

<たびメモ(チパタの宿情報)>

バスターミナルに隣接した宿をのぞいてみると、部屋はバストイレ付きだが水が1日中出ないという。こりゃダメだ。

この町の安宿はどこも水が出ないのではと不安になり、まともなホテルに乗り合いタクシーで連れて行ってもらう。

町の南端にあるCrystal Springsはちょっと立派すぎたうえ満室で部屋をのぞくこともできなかった。しかし、そこまでの移動中にいくつか宿の看板が見えたのでバスターミナルに戻りながら宿を探す。

この辺でもういいかなとTravelodge(位置:S13 38.747 E32 39.026)にチェックイン。バストイレ付ダブルルームが130ZMW(23USD)。それほど安くもないが水も電気も通っていて全てにおいて無難な宿。

バスターミナルに明朝歩けるぐらいの近さかと思ったらまだまだ遠かった(ルート)。チェックイン後この通りをバスターミナル方面に向かうとまだいくつか安そうな宿があった。

[マラウイ/ザンビア国境]Mchinji-Chipata

アフリカ南部の陸路国境越えに慣れてきたからなのかもしれないが、この国境は前後の移動も含め容易に越えることができた。

<リロングウェからチパタまでの国境越え(ザンビアのアライバルビザ取得)>
  • ゲストハウスからリロングウェの巨大ターミナルへ向かう途中、小さなミニバスターミナルがあったので、そこでザンビアの国境へ向かう車があるか尋ねるとすぐ見つかる。10時40分ごろ出発。
  • 走り出していくつかの集落を過ぎると空席が目立つ。乗車率50%のころから、ときおり強い雨。このミニバスは後方3列のよくあるミニバンだが、窓は1枚おきにしかはめられていない。雨が車内に入り込んでくるが、窓のある席か車内中央に座りカッパを着ていればなんとか凌げる。
    だいたい15分間豪雨となり30分間からりと晴れるということの繰り返し。強い雨のなかカッパなど着ずに自転車を漕ぐ人が何人もいる。雨で衣服が濡れても30分で乾いてしまうのだろうか。
  • このミニバスは、途中の町で何度か停車していたが客があまり集まらず、最後は乗客が私ひとりになり、乗車から2時間後、Mchinji到着。料金2,000MWKを支払う。何度か言い値が変わり距離の割に高い気がするが、途中からチャーター車状態で短時間で到着したので良しとする。
  • Mchinjiのターミナルにはミニバス以外に乗り合いタクシーのセダンが何台も停まっていたので、国境へ向かう車と理解して乗り込む。500MWKで10分ほどで国境ポイント到着。(リロングウェから国境ポイントまでのルート
  • 出国審査スムーズ。両替屋たむろ。トイレもあり。
  • ほぼ隣接するようにザンビアの出入国施設(航空写真)。審査待ちの人がおらず、若い男女の係官が会話に盛り上がっていてファストフード店のような雰囲気。シングルビザ代50USDを支払うとパスポートにスタンプを押して簡単に返してきたので、「これでいいの?レシートか何かないの?」と尋ねると、面倒そうにビザシートを出し先ほどのスタンプの上に貼り付けて返す。最初のスタンプだけでも良かったのかどうかは不明。
  • ザンビア出入国施設の隣に銀行があった。VISAキャッシングもできたのではないかと思われるが、たむろする両替屋で少額のドルを両替した後だったので確認していない。
  • 出入国施設を出るとミニバスはなく、乗り合いタクシーが停車していてチパタの町なかまで行く。国境ポイントから近くの町までミニバスはなく乗り合いタクシーのみというしくみが統一され、分かりやすくよろしい。ただ、マラウイ側はセダンの助手席に2名、後部座席に4名の客を乗せるが、ザンビアでは助手席1、後部3の定員以上を乗せていると警察の取り締まりに引っかかるそうだ。そのためか乗り合いタクシーは距離の割に料金が高く20ZMWで、市内まで直行すれば20分。