[イタリア]フィレンツェ

<ドゥオーモ>

フィレンツェはいかにもイタリアの観光地。
歩いて回れる範囲に観光スポットが集まり、適度な数の観光客がいて、主なスポットには警官が配置されている。街の案内は比較的わかりやすいが、ホテルや博物館のスタッフの態度はあまりよろしくない。

中心街は古い街並みが残され、イタリアの観光都市を歩いている気分になれるが、私がイメージしていた美しいヨーロッパの通りというものが見つからない。高いところからフィレンツェの街を見下ろしても、赤い瓦屋根が多いが特に魅力的な部分はない。ただドゥオーモだけは他にはない華やかさを持っていた。しかし、この建物も磨けばもっときれいになるはずなのに正面以外の壁はやたらと汚い。イタリア人はどぅおーも手を抜きたがる。

フィレンツェにもローカル列車で来た。ローマから特急の倍近い4時間かかったが、これで10ユーロ以上は節約できているはずだ。このままイタリア国内は最低料金で乗れるローカル列車のみで通すことができるだろうか。

フィレンツェは安いホテルが駅周辺に数多く集まっているという情報から、駅を降りて足で探したが、到着時間が15時とあまり早くないこともあり、安そうな部屋は軒並み埋まっていた。1時間ぐらいかけて40ユーロの部屋をみつける。それにしても、この古い石畳の道を重い荷物を持って歩くのは非常に疲れる。石がごろごろした登山道を歩くようなものだ。疲れてくるとすり減った石の隙間の窪みに足がはまり、捻挫しそうなほどに足首が曲がる。ヨーロッパの人々は関節が丈夫なんだろうな。

この街でやっと安くて栄養のある食事をみつけた。華僑が経営するテイクアウトの店だがチャーハン、焼きそばなどを使い捨ての皿に盛り、店内の隅にあるスタンド式カウンターで食べることもできる。この店を使えば、1日10ユーロあれば栄養十分で腹を満たし喉も潤すことができる。
華僑えらい。これから行くヨーロッパの街で次々と現れて欲しい。

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