[南アフリカ]プレトリア

出だしからいきなりミス。全く想定していなかったことが起きてしまった。
モザンビークのマプト行きバスが満席だった。20時30分発夜行バスでMalelaneへ移動して明日午前中にはスワジランドに入ろうとしていた(一周して戻ってきた12月16日このルートを利用)のだが、このバスに乗れないと今晩どこかに泊まるしかない。

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飛行機が1時間以上遅れるとこのバスには乗れないので、その際は空港の案内所で近くの宿を手配してもらおうと考えていた。日本でこのIntercapeのバスをネットでチェックしている限り、満席に決してならなかったので事前予約は不要と判断。結果的に順調に移動でき、出発1時間前にバスターミナルに着いたのだが、チケット売り場で満席と告げられ、カウンターで崩れ落ちてしまいそうなほどのショック。

他に夜行バスはないか、夜行列車は走っていないか探してみたがバスはみつからないし駅舎は閉まっている。夜8時、明かりの少ないプレトリア駅周辺をうろうろしていると、暗闇の中からどうしたんだと声をかけてくれる地元の人たちが何人もいる。人の温かみを感じやすいアフリカに来たんだなと実感。
プレトリアに泊まるしかないことを悟り、慌ててLonely Planetを読み漁りハットフィールドに移動した方が良さそうだと判断。終電1本前の列車で到着したハットフィールド駅前は全く人通りがない。駅前で迎えの車を待つ人たちに夜道を歩いて大丈夫なものか尋ねるとやめるべきと言われ、泣く泣くタクシーに乗りguesthouseへ。

1件目の宿に空きがあったため事なきを得たのだが、できるだけ利用したくないタクシーに乗ってしまい、夜行で移動できなかったので1日無駄にしてしまったような気分。明日どうしようかと考えていたとき、初っぱなのミスを挽回しようと思い、当初予定していた時計回りを止め、反時計回りで「ぐるり」をすることにした。(この変更がこの後の旅にいくつもの苦難を与えたような気がする)

<2013年11月26日>

<チャーチスクエア航空写真

世界一危険な街とも言われるヨハネスブルグでは街歩きしないと決めていたが、隣町のプレトリアはどの程度危ないのかイマイチ把握できていなかった。
ハットフィールドからプレトリアまでのハウトレイン運賃21ZAR(南アフリカランド)が高いと感じていたので、ゲストハウスで案内されたミニバスに乗ってみた。ゲストハウスからハットフィールド駅まで歩き、駅前を通るミニバスをつかまえる。途中で行き先別の乗り換えがあり、チャーチスクエアに近いという中心部で降ろされる。料金は12ZARとそれほど安くないが、ミニバンの車はまともで定員以上詰め込まず言葉も英語が通じているので不安なく移動できた。
その後、用心しながら繁華街をぶらつき、ひったくりが多いとか言われるチャーチスクエアでは警察官の姿を確認してからカメラを取り出す。チャーチスクエア周辺など一部に西洋風のきれいな建物があるが、他はあまり活気のない都会の街並みがあるだけ。博物館を見学したりしながらプレトリア駅前の長距離バスターミナルまで歩く。危険はあまり感じないが面白みのない街だなあという印象。(この後、プレトリアに2回立ち寄ることになったが、駅周辺は浮浪者が多く金くれとしつこくつきまとう輩もいたので、決して安全な街ではない)

<たびメモ(空港からプレトリアへの移動)>

10年以上前、最初に南アフリカに来たときはヨハネスブルグ空港からの移動はホテルからの送迎車を使うかタクシーしかなかった。
今回、2010年のワールドカップ時に開通したGautrain(ハウトレイン)をプレトリアまで利用したが、暗くなってからの利用でも安全面は問題なさそう。ただ、運行時間が5:30-20:30ぐらいで終電が早いので注意。チケットは自動機でなく窓口での購入が早くて簡単。空港からプレトリアまでの運賃が145ZARにカード代12ZAR初回時に取られ、日本円約1,600円というのはかなり高額なのでは。
ヨハネスブルグのO.R.タンボ空港とハウトレインの駅は構内で繋がっているが、プレトリアは駅とバスターミナルの間を数百メートル外を歩く。プレトリアが初めてで街灯の少ない夜移動するのはかなり不安。

<たびメモ(宿情報)>

宿はLonely Planet プレトリアの宿で最初に載っている1322 Backpackers International(位置:S25 44.798 E28 14.745)。他に「地球の歩き方」も持っていたが一泊20USD(200ZAR)以下の部屋があるのはここしかなかった。場所がわからず暗かったのでハットフィールド駅から宿まで(ルート)タクシーを使い50ZAR。夜9時ごろ宿に着いたが運良く195ZARのトイレシャワー共同シングルルームが空いていた。

<Backpackers International>

当初は(夜行で移動時は0として)1泊平均20USDに押さえようとしていたためプレトリア駅周辺で宿を探そうとは考えていなかった。しかし、後に1泊平均30USDに基準を上げているため400ZAR以内の部屋が対象となるのだが、300ZAR台の部屋であればプレトリア駅周辺にいくつかある。
(後日談)駅から出て正面にあるVictoria Hotelは宿泊していないが、荷物一時預かり(50ZAR)を12月15日に利用したついでにトイレや食堂をのぞき部屋代リストをもらった。すると、部屋のタイプ毎に細かく料金設定されダブルあるいはツインの部屋が300-475ZARと想像していた料金より安かった。セキュリティ、清潔度、スタッフの態度などやや問題ありでおすすめという訳でなく、私の南アフリカ初日のように困っていたら利用してもいいんじゃないというレベル。
南アフリカ最後の夜2013年12月17日、ハウトレインの駅から600m(ルート)のkiaora Backpackers Lodge(位置:S25 45.312 E28 11.505)を利用したが、こちらはトイレシャワーなしが280ZARでトイレシャワー付きが310ZAR。地元の人も利用するBarが宿泊施設内にあり、客に娼婦らしき女がまぎれ危うい。
夜9時過ぎに食糧の買い出しに外を出歩いたが、強い雨が降っていたこともあり危うい人に出会うこともなく問題なかった。(私の場合は何事もなかったという報告であり周辺の夜の治安は保障しない)

<参考図書>
E10 地球の歩き方 南アフリカ 2012~2013 =>最新版 2018~2019
Lonely Planet Southern Africa 6版 (2013/08) =>最新版(2017/09)

[ボツワナ]ハボローネ

ハボロネも夜7時半、暗くなってから宿探し。

ここも情報収集していなかったため、Lonely Planetだけを頼りに中心部で最も安いBrackendene Lodge(位置:S24 39.619 E25 55.089)までIntercapeバス終点から歩く。多くの店は閉じていて人通りはほとんどない。街灯が非常に少なく道を尋ねる人もいなかったが、GPSナビ(eTrex20)を見ながら宿にたどり着く(ルート)。
最安値の部屋250BWPに空きがなくトイレシャワー共同のツインルームが300BWP(約35USD)。他の安宿は10km離れているのであきらめてチェックイン。こりゃ辛い。

夜8時すぎ、中心部で店を探す。たまに見かける街の人が教えてくれる店は閉まっていて、チキン屋2件とガソリンスタンド内のミニスーパーしか見つけられない。部屋代が高かったため夕食はスーパーの食パンで済ます。きびしい。

<中心部 The Mall航空写真

翌日、手短かにハボローネ市内の観光を済ませようとしたが、手短かも何も見るものがない。いちおうボツワナの首都だから博物館を見ておこうとしたが、改修のためしばらく休館とのこと。隣の美術館は開いていたが陳列物がほとんどない。中心部の通り(The Mall)も公園も何ら特徴がなく、カメラを手にして途方にくれてしまう。

<参考図書>Lonely Planet Southern Africa 6版 (2013/08)=>最新版(2017/09)

<たびメモ(プレトリアからハボロネまでの移動)>

プレトリアからハボロネまで(ルート)はIntercapeバスを利用。(他はミニバスしか走っていないと思われる)
Intercapeは、(たぶん)全てのバスがトイレ付で故障で使えないということはなく、だいたいTime Table通り走っている。今回乗ったバスは席が自由(Mainlinerが自由でSleeplinerが席指定のよう)で7割ほどの乗車だったのでひとりで2席確保できた。また、出発3時間後に20分ほどのトイレ及び買い出し休憩があり、休憩所や国境ポイントから出発する際は全ての客が乗車しているか車掌が確認していて信頼できる。

[ボツワナ]フランシスタウン

またしてもミス。
ガイドブックに載っているホテルは市内に2件だけ。金額的にかろうじて泊まれるのは約30USDのGrand Lodgeだがそこが満室。事前に予約しておく必要があった。(より安く泊まるにはテント泊かカウチサーフィン)
昨日のハボローネに夜着いたが何とかなったので、明るいうちに着けば問題ないだろうと考えてしまったのだ。

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Grand Lodgeの親切そうなスタッフに他に安めな宿がないか尋ねると「ない」と断言したうえ、ここ以外のホテルはDigger Innだけと言われる。そこは部屋代が100USD程度するようだが、他のホテル情報を得られることを期待して向かってみる。

ホテル周辺で入口がわからずうろうろしていると、商店の警備をしている黒人から「どうしたんだ」とにこやかな笑顔で声をかけられる。安宿がないか尋ねると、「俺のボスが何でも知っているからきいてみよう」と車のパーツ店内に入り、忙しそうに動き回る主に話しかける。
「安宿って、予算はいくらぐらいなんだ」
店主はこの街でちらほら見かける華僑の人だった。部屋代が50USDを超えるようであれば、フランシスタウンを出て今日中にジンバブエに入国するしかないと考えていたので、50USD相当の「500BWP以下のホテルで」とお願いすると「じゃあCity Innだな」と即答。それなら俺も知っていると警備員が店の外に連れて行き道を説明してくれた。別れ際に心から感謝の意を伝えると、彼は役に立てたことを非常に喜んでいた。
そこからすぐ近くにCity Inn(位置:S21 09.683 E27 30.660)があり、新しく高そうな雰囲気。値段を確認するとちょうど500BWP。よく考えると500BWPは60USD近くになるので値切り交渉を試みるも全く受け入れられず、しぶしぶそこで泊まることに。
広大なスペースを持つ清潔な部屋にエアコンがガンガン効き、かろうじて部屋でネットもできた。

ホテルのマネージャーに街の見所をしつこく尋ねてみたが博物館も公園も見るべきものは何もないと言う。(帰国後Googleマップで確認すると、ホテルの北西、直線距離400mにSupa Ngwao Museumがある。海外では信頼できそうな人でもひとりだけの意見で判断してはいけない
食堂を探しがてら人通りの多そうなところを歩いてみる。中華かカレーを食べたかったがチキンかバーガーショップしかない。そのうち夕方6時には多くの店が閉じられ、賑わいのあるマーケットすら見つけられず虚しく帰ってきた。

<たびメモ(ハボローネからフランシスタウンへの移動)>

ハボローネ中心部の宿Brackendene Lodgeからバスターミナルまでは約2km(ルート)。夜は止めた方が良さそうだが、昼なら何とか歩ける。
この区間はトイレ付バスは無理だと分かっていたので、すぐ出そうなバスを探す。大型バスが何台も停車していて、発車時間が決まっているようだ。午後発フランシスタウン行きバスの客引きがしつこかったが、振り切って進むと今出るというバス発見。
11:00ほぼ満席のバスが出発。郊外に出ると直線の道が多く同時刻に出発したと思われるマウン行き大型バスと時速140km前後で抜きつ抜かれつ。
13:20 Mahalapyeに停車。町のターミナルに停まると必ず物売りが車内に入ってきて数分停車するのでザックを席に置きターミナル内のトイレに行く。トイレから出てきてバスをコンパクトデジカメで撮影すると近くにいた物売りが怒鳴りつけてくる。アフリカでよくあることで粗野なアフリカ人には慣れているのだが、次にカメラを取り出したら殺すぞと言わんばかりの勢いに少しびびる。車内に戻ると乗客のひとりが私に強く注意してくる。今降りていったやつがどうのこうのと言っているが、彼の英語らしき言葉が理解できない。10分停車後出発。
大分あとになってわかったのだが、ザックのサイドポケットに入れていたペットボトルがなくなっていた。チャックや蓋などないスペースだがポケットの奥にしまい込み簡単には抜き取れないようにしていたのだが。他の乗客の鞄は鍵などかけないどころか、口が開きっぱなしの状態でジュースや食べ物が顔をのぞかせたまま座席や通路に置かれているのになぜ私の飲みかけの水が盗まれるのだろう。実害少なかったが旅のトラブルの前触れかもしれない。ボツワナは比較的安全と言われていたので警戒を怠っていたが、もう少し注意することにした。
途中何度も停車していたが時速100km以上出せる区間が多く距離の割に短時間で、16:20フランシスタウン着。料金97.5BWP。(ハボローネからフランシスタウンまでのルート
フランシスタウンのバスターミナルから中心部まで(ルート)は1kmほど。

[ボツワナ/ジンバブエ国境]Ramokgweban/ Plumtree

出入国手続きは特に問題なかったが、ミニバス乗り継ぎにミスしてしまったようだ。

<フランシスタウンからブラワヨまでの国境越え(ジンバブエのアライバルビザ情報)>
  • フランシスタウンのバスターミナルでブラワヨ行き大型バスもあったが午後発とのことで、予定通りミニバスに乗車。半分ほど客が埋まっていたので30分の待ちで11時ごろ発車。ときに時速100km以上で走り国境まで1時間(ルート)、料金30BWP
  • 出国審査は簡単に終了。その後、少し離れた建物にあったトイレで用を足して出てくると、フランシスタウンから国境まで来たミニバスが客を乗せジンバブエ側に走り去っていくのを発見。その時は何が起きたのか理解できなかったが、ジンバブエに向かって歩き始めると、ジンバブエ出入国施設が隣接してなく見渡す限りそれらしき建物がない。フランシスタウンから来たミニバスは少なくともジンバブエ出入国施設に客を乗せて行ったと思われる。
  • 取り残された私の周りに人も車もなく、ひとりでジンバブエ側に向かい歩き出すが、まっすぐ伸びる道には起伏があり、距離も不明。車が通るのでヒッチハイクを試み2台めが停車。停まった車は乗客がいなかったが乗り合いミニバスだった。
  • ミニバスは10分ほど停車して私以外に2人の客を乗せるとジンバブエに走り出す。ジンバブエ出入国施設は想像していたほど遠くなく歩けないこともなさそう。Googleマップ上で両国の施設は2km離れている)
  • ジンバブエ入国審査窓口は混雑していなかったが、ビザ発給に10分以上時間がかかる。シングルエントリーのビザ料金30USD。(ダブルエントリーは45USDで発給可)
  • 出入国審査場施設のゲートを越えると駐車スペースがありミニバスが客待ちしているようだった。私を乗せたミニバスはここで客を集められなかったので10km先の町Plumtreeへ行く。町をぐるぐる回りながら客集めして、ときどき地元のミニバス関係者と言い争いになる。それが延々と1時間以上続く。そして、ついに私のミニバス運転手が説得されたようで、私たち乗客が降ろされ、満席近かった地元のミニバスに乗せられ、まもなく出発。私を乗せていたミニバスはルール違反だったようだが、ボツワナ出入国施設からPlumtreeまでの料金を取られることなく、客集め中にゲストハウス予約のため運転手から借りた携帯電話の通話代も請求されず乗り換え。Plumtreeからブラワヨまでは1時間30分、料金は5USD。(国境からブラワヨまでのルート
  • 結局、フランシスタウンからブラワヨまでミニバスで乗り継ぐ場合の通常の乗り換えポイントは不明。

[ジンバブエ]ブラワヨ

<カミ遺跡(2枚組)航空写真

カミ遺跡はぜひ訪れたかったが公共交通機関がない。市内からカミ遺跡まで20km(ルート)なのでそんなものかと、最初に交渉した運転手と往復25USDで妥結した。ちなみにその運転手によるとマトボの丘は距離40kmで往復40USD。2つの遺跡を同じ車で行っても方向が逆なので安くならないというので、マトボは今回パスすることにした。

<遺跡の赤い花(色が目にきついのでクリックでカラー)

カミ遺跡は閑散としていた。入口に遺跡公園管理事務所があり入場料10USD取られるのだが、入場者リストを見ると1日2、3組しか観光客がなく、日本人は1ヶ月ぶりだという。
今日も他に入場者はなく、道に迷う恐れがあるからとタクシー運転手を同行者に付けられてしまう。

遺跡公園内は案内表示がほとんどなく、道もところどころ不明瞭。見晴らしの良い場所へ上がると周辺の森林を見渡すことができ、中米のマイナーな遺跡に似たところがあるが、それほど規模は大きくない。進んでも何もないケモノ道を探索したりしなければ30分ほどで見て回れる程度。
以前訪れたグレートジンバブエと比べカミ遺跡は見劣りするが、アフリカでは貴重な文化遺産。自然にも触れられる。

<たびメモ(お勧めしない宿情報)>

普段は宿の予約などしないが、前日のフランシスタウンで高額な部屋(60USD)に泊まることになってしまったため、ブラワヨ市内に入る前にミニバス運転手の携帯を借り、中心部から少し離れたYouth Hostelの部屋(ツイン20USD)を予約した。しかし、ブラワヨに着き市内をぶらついてみると大きな街に様々なタイプのホテルがあり、予約は不要だったかなと感じた。

市内から2km以上(ルート)歩き(帰りはミニバス利用して5ZAR)、Youth Hostel(位置:S20 09.902 E28 36.206)にチェックインするとスタッフも屋内も暗い。Lonely Planetの紹介でお湯と電気の供給がunreliableとあったがそんな穏やかなものでない。スタッフによると毎日必ず停電していて、早くて夜8時、遅いと10時にならないと電気がつかないという。
周辺に店はないが、延々と1km歩くと大型スーパーがある。買い出しから戻ると部屋は真っ暗で、スタッフから与えられた1本のロウソクを頼りに総菜をもそもそ食べる。
暗闇の部屋ではやることがないので懐中電灯を持って浴室に入ると、湯船はあるがゴム栓はなくシャワーもホースや手桶になるものもない。湯船に水をためる蛇口はあるので頭は何とか洗えたが、体に水を浴びることができない。背をかがめ、強引に背中に水を流し立ち上がるとき、蛇口の先に強烈に背中を打ち付けた。骨にひびが入ったかのような痛さだったが、しばらくして痛みが引いたのでそのままにしていた。
翌日、シャツが血糊でべっとりくっついているのに気づき絆創膏を貼っておいた。(旅が終わるまで傷口から血がしみ出していて、ふさがったあとも窪みが残った)
(後日談)
帰国後ネットで確認すると、Barkeley Placeというホテルが中心部にあり20ドル台の部屋に泊まれるようだ。ここは今回持ち歩いていた「地球の歩き方」にも載っているが、誤植で五つ星ホテルになっていたため見逃してしまった。中心部で探せば同程度のホテルがいくつか見つかりそうな雰囲気だったので、スタッフも部屋も暗いYouth Hostelはドミトリー派以外にはおすすめしない。

<参考図書>
E10 地球の歩き方 南アフリカ 2012~2013 =>最新版 2018~2019
Lonely Planet Southern Africa 6版 (2013/08) =>最新版(2017/09)

[ジンバブエ]ハラレ(スリ未遂)

ハラレは12年前の2001年にも訪れているが、大きな街で少し危険かもという記憶しかない。

宿近くを通ったミニバスに乗り、Mbare Musika bus terminalに行きたいので適当な所で降ろすよう頼む。
すると賑わいのあるミニバス終点で運転手が「ここからは俺の妹がMbare Musikaへ行くミニバス乗り場まで案内するよ」と言って私を降ろす。同乗していた小柄な女性がニコニコしながら私の前を歩き始めた。
人をかき分けながら進む通りでもたもたする私を女性が気遣い何度も振り返ってくれる。すぐ近くなのだろうと思っていたがそうでもなく、10分近くも歩いて(GPSログで確認したところMarket Square Bus Terminal<航空写真>周辺を700m)やっとたどり着く。
私が女性に感謝の意を伝えようとしたが、いいから早く乗りなさいとミニバスに押し込まれ、彼女は足早に立ち去った。

車内で隣の席には十代らしき女性が大きな荷物を携え乳児をあやしていた。そんなヤンママが私を気遣い、運転手に指示したり降りる場所を教えてくれたりする。
喧噪の巨大バスターミナルでは、モザンビークとの国境Nyamapandaまで行きたいと伝えると、尋ねた人たちがみな精一杯その場所を伝えてくれる。ハラレは親切な人が多い安全な街なのではと感じ始めていた。

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みんなが指し示す方向に歩いてくるとMbare Musika bus terminal敷地の反対側に着いてしまい、国境行きバスはさらに向こうだと言われ、道路を渡った隣のバスターミナル(位置:S17 51.527 E31 02.460)に進む。
こちらのターミナルはいくぶんか穏やかだった。声をかけてきた男たちに行き先を伝えると「そのバスはこっちに停まっている」とひとりの男が歩き出す。彼について歩き出すと「そうだNyamapanda行きだ」「もうすぐ発車だ」とか言いながらわらわらと男たちが私の周りに集まってくる。
ターミナルの雑踏を延々と歩かされたが、乗るべきバスに本当にたどり着いたのだろうか。そして発車間近のバスなのか。案内された中型バスの前方に回り行き先表示を見て、席の埋まり具合を確認しないと安心できない。完全にバスの方に気を取られていた。
その時、モゾモゾとした不快な感触があり、反射的に尻に手を当てる。すると、ズボンの尻ポケットのチャックが全開しているではないか。やばい。手を下の方に移動すると財布はまだポケットの中に入っていた。
すぐさま後ろを振り向くと、なぜかくっつくように付いてきた男たちが立ち止まっている。私が黙ってにらみつけるると、男たちの固まりは気まずそうにニタニタと白い歯を見せていた。

彼らが集団で近づき尻ポケットの財布を盗ろうとしたことは間違いない。危なかった。私はソフィアで財布をすられたことがあり、モゾモゾっとした感触があの時と同じだったので瞬時に反応することができた。
未熟なやつらで良かった。スリ被害経験者から財布を盗むのなら、チャックを開け、財布を取り出すという2ステップではいけない。1ステップで完了させなくては。

このような国では財布を持ち歩かず、お金は現地通貨をビニール小袋にしまいズボンの前ポケットに入れておくのだが、ジンバブエで通貨がUSドルか南アフリカランドになったこともあり財布をそのまま持ち歩いていた。
面倒だが財布は鞄にしまい、少額紙幣を前ポケットに入れておくことにしよう。

意味もなく急に男たちに囲まれたら要注意。オーバーにリアクションして彼らからすぐに離れた方が良い。

[ジンバブエ/モザンビーク国境]Nyamapanda

昨晩ハラレに着き、今日は土曜日。モザンビークのビザをハラレで取るためにはハラレにあと2泊以上しなければならない。国境ポイントで取るビザは高額になることが多いようだが、様々な金額がネット上に流れ正確な情報が得られない。
私にはハラレで2泊する余裕がないので、とにかく行くしかないということで国境に向かう。(今回、入念に計画したルートの逆回りをしてしまっているためハラレ到着が金曜の夜になってしまうことを考えていなかった。当初の予定ではスワジランドでダブルエントリービザを取得しておき、マラウイからモザンビークへ2度目の入国をする予定だった)

<ハラレからテテまでの国境越え(モザンビークのアライバルビザ情報)>
  • ハラレの巨大バスターミナルの奥の方から国境ポイントであるNyamapanda行きのバスが出る。ミニバス降車場からターミナルに入り、なかなかたどり着かないので何人にも尋ねたが、みな親切に正しい方向を教えてくれた。
  • ほぼ満席状態のバスに乗車したのでほどなく出発。中型のバスだったのでミニバスよりは楽だった。11時ごろ発車して途中検問がいくつもあったので15時30分ごろ国境着(ルート)。国境の15kmほど手前から小さな山がいくつも見えてきて車窓を楽しむことができる。
  • ジンバブエ出国審査は問題なく通過。
  • 少し歩いてモザンビーク出入国施設。入国審査の窓口はたまたま空いていてビザがないことを告げると、係官は「なぜビザを取らずに来たんだ、ビザ代86USD、さらに今停電中なので自家発電用の燃料代プラス20USD」と憤っている。
    予想をはるかに超える金額に驚き「シングルエントリーは25USDではないのか?マラウイに抜けるため通過するだけなので10USDのトランジットビザはないのか?なぜ燃料代まで払わなければならないのだ」と係官に詰め寄ると、「もうビザのシートがないから発給できない、ハラレに戻ってビザを取ってから来い」と強い態度で追い返される。
  • その後、大型バスの乗客など入国審査を受ける人々が列を作ったため、建物の外で様子を見ていたが、ビザ発給を必要とする人は誰もいない模様。窓口が空いてきたところで、「86USDでなんとかビザを発給してくれないか」と低姿勢で係官に頼むと「パソコンを使用するため停電中は発給できない、外で待ってろ」と言われる。建物周辺には両替屋や物売りたちがたむろしているため、通常どのぐらい停電が続くのか尋ねると、夕方かなとか、夜まで回復しないこともあるとか言われる。
  • 絶望的な気持ちで建物の前の階段に腰掛けていたが、1時間以上経った17時過ぎ、両替屋から「電気が通った」と教えられる。暗かった建物内に電気が点り明るくなっている。その後、審査待ちの人たちが途絶えるまで待たされ、パソコンなどの電源が入れられて準備ができた後で、写真撮影、顔写真付きビザシートの発給が行なわれ30分ほど時間がかかる。係官によると、モザンビーク内の空港、陸路の国境ポイント全てがこの写真撮影によるビザ発給システムに移行したため、現在はどこもアライバルビザ代は86USDになっているとのこと。(しかし、あとでレシートを確認するとドル表示はなく、2,085MZNの表示のみ。手数料を除いたレートで計算して約70USD。ドル建てのビザ代は時期や場所により異なると思われる)
  • 暗くなる前に入国審査を終えることができて良かったが、これからテテに移動しなければならない。ミニバス乗り場はすぐ先にあり、乗車後1時間の18時30分、やっと席が埋まり出発。道中、真っ暗闇のなか懐中電灯を点け、私だけ鞄の中身を全て開けさせられる検問があり、テテには2時間30分後の21時着(ルート)、料金は150MZN
  • 停電はよくあることでパソコン必須のアライバルビザ発給が停電中はできない(追加料金を払って自家発電で発行してもらうとしても準備にかなり時間がかかりそう)となると、国際バスにはビザなしでは乗せてもらえないか国境で降ろされてしまうのでは。モザンビークビザはできるだけ隣国の大使館などで事前に取得すべき。

[モザンビーク]テテ

<テテ市内(2枚組)

テテは観光地でも何でもなく、モザンビーク北部の中心都市。トランジットのためにモザンビークのビザ代86USDも取られてしまい、通りかかったので立ち寄った。

何かしらモザンビークらしさ、ポルトガルの匂いが感じられるのではと歩き回ってみたが、みつからない。
ザンベジ川に架かる長さ1kmのサモラマシェル橋(航空写真)が立派なこと以外、公用語がポルトガル語の割に英語がよく通じ、夜歩き回っても(たまたまかもしれないが)危険を感じない、ぐらいしか印象に残らなかった。

<たびメモ(中級宿情報)>

モザンビークの入国審査で足止めをくらったこともあり、テテ市内到着が夜9時になってしまう。
ネット上にテテの宿情報はほとんどなく、ガイドブックだけが頼り。Lonely Planetによると部屋代が33USD相当の1,000MZN(モザンビークメディカル)というHotel Sundownerが最安値。
Hotel Sundownerに着くと本館が満室で、1,500MZN(50USD)の別館しか空いていないと言われたが、ボツワナで宿の金銭感覚が麻痺してしまっていたので、安易にその部屋を取ってしまう。
部屋はザンベジ川すぐ近くで広々した部屋に巨大なダブルベッド、エアコンも良く効き、オーバースペック。

Hotel Sundowner周辺にホテルはいくつかあり、川沿いはみな高そうだったが町中を歩くとゲストハウスの看板(右写真)も目にしたので、日中探せば20USD台の部屋を見つけられたかもしれない。
(本当は20USD前後の部屋に泊まった安宿情報を載せたかったのだが、こんな中途半端な情報ばかりで申し訳ない)

<参考図書>Lonely Planet Southern Africa 6版 (2013/08)=>最新版(2017/09)

<後日談>帰国後、このホテルに泊まった日本人のブログをみつけた。2014年5月、ダブルの部屋が1,800MZN、値切って1,000MZNで利用とのことで決して安くなかった。

[モザンビーク/マラウイ国境]Zobue

両国の出入国施設は6km離れていたが、出入国審査はスムーズに済み、国境周辺の景色はすばらしかった。しかし、前後の移動は問題だった。

<テテからザレワまでの国境越え>
  • マラウイとの国境ポイントであるZóbuè行きミニバスが出るターミナルをテテのホテルで確認したところ、ホテル前のバイクタクシーで行くことを勧められ素直に従う。50MZNで満席直前のミニバス前に連れて行かれる。
  • 極限まで人を詰め込むミニバスの最後の乗客だったため、運転席と助手席の間で前方を向いて座る客と背中合わせに、後席一列目の客と足を交錯させながら向かい合わせになるスペース。運転席助手席と後方一列目との間で後ろを向いて座る最悪の席の真ん中で、その車は屋根の中央部分がくぼんでいるため天井に頭がつかえてしまい首を90度曲げなければならない。荷物や幼児で少しの隙間も残さず埋めこんだ後なので、片足のつま先だけを床に付け、もう一方の足は宙に浮かせてなければならなかった。私の足下には荷物と幼児、膝の上には自分の荷物だけでなく向かいの幼児も載せられ、頭は90度下向き。
    アフリカのミニバスでは現地の乗客がこのような体制を取らされているのを目にすることがあり、その愚かな姿に冷笑していたのだが、まさか自分がそのような目に遭うとは。アクロバティックでまともに息ができない状態が1時間ほど続いていたが、降車客がある度に少しずつその体制が解かれていく。
  • 乗客の過剰詰め込み状態が緩和され、後方ニ列目ドア側の席に座っていた時だった。奥の席の客が降りる度に私は荷物を抱えたままいったん車の外に降りる必要があった。後方一列目のドア側シートは後方客の乗降時に折り畳むはずなのだが、このぼろ車は折り畳むことができない。さらにそのシートの背もたれが外れているのだが蝶番だけが残っていた。私が後方二列目からこの一列目シートをまたいで車外に出ようとした時、ズボンをこの蝶番に引っかけて10cm以上を破ってしまった。なんたることだ。パンツが見えてしまう状態になってしまった。体が傷つかなくて良かったが、気に入っていたズボンなのでショックが大きく、もうミニバスでの移動はできるだけ止めようと思う。
  • とんだミニバスでの移動(ルート)になってしまったが、3時間30分後の15時ごろ国境ポイント到着。バス料金は100MZN
  • モザンビーク出国審査を簡単に済ませ、マラウイ側に歩き出すと、出入国施設が見当たらない。乗り合いタクシーの運転手からマラウイ入国審査場は6km先だから車で行くよう勧誘を受ける。道の両側に民家や商店などの建物が並び、すぐ先に出入国施設がありそうなのでしばらく歩いてみるが、ない。バイクタクシーらしき車を止めて尋ねると、マラウイの施設はやはり遠そうなので、300MWKで乗せて行ってもらうことに。両側に小山が連なる気持ちの良い道を走っていると数分程度で到着。時間に余裕があれば歩いてみたい道だと感じた。(帰国後、Googleマップでルート確認すると両国の出入国施設はほぼ6km離れている)
  • マラウイの入国審査窓口でここのビザ代がいくらか全く調べてなかったことに気づく。モザンビークでビザ代86USDも取られた後なのでドキドキしていると、何も要求されずパスポートが返ってくる。日本国籍の旅行者はマラウイのビザ不要だったんだ。マラウイ、良い国かも。(残念なことに2015年10月からビザ必要。最安の7日間トランジットで50USD
  • 施設の外にミニバス乗り場があったがプランタイヤ行きしかなく、客の集まりが悪い。乗り合いタクシーと思われるカローラが5分から10分おきに行き来しているのでプランタイヤか手前のザレワまで行かないのか尋ねると、行かないことはないが高額になるとミニバスの10倍ほどの金額をふっかけられる。まあ、そのうちミニバスが出るだろうと思い、カローラの運転手にそれ以上確認しなかったのが失敗。結局、ミニバスは乗車から1時間30分後の17時30分ごろ発車。プランタイヤに行く必要はなくリロングウェに近づきたかっただけなので、プランタイヤとリロングウェの分岐点にあるザレワで降ろしてもらう。1時間30分後の19時ごろ到着。料金は1,200MWK。(国境からプランタイヤまで1,500MWKだったので、距離を考えると納得いかぬ)
  • この国境ポイントから3kmほどの距離にMwanzaという町があり、ミニバスらしき車を何台か見かけた。乗り合いタクシーは国境ポイントとこのMwanzaを行き来していたと考えられるので、客集まりの悪い国境ポイントでミニバスに乗るのではなく、乗り合いタクシーでMwanzaまで移動してからミニバスを探した方が早く移動できたと思われる。(GoogleマップによるとMwanza hotelもある)

[マラウイ]リロングウェ(器物損壊)

<土産屋、奥の建物は中心部マーケット(航空写真

マラウイなかなか良い。人が穏やかで信頼でき、景色が良い。

今回の旅は小トラブルの連続。
初っぱなから腕時計が壊れ、ボツワナのバス車内でミネラルウオーターを盗まれ、ブラワヨでは停電中のユースホステルで腰をぶつけて出血、ハラレのバスターミナルで財布を盗られかけ、モザンビーク入国時、停電でビザの発行ができないと追い返されそうになり、モザンビークのミニバス内でズボンが10センチ破れてしまう。

しかし、マラウイに入ってから昨日今日と安宿がすぐ見つかり移動も調子いい。今晩はビールで景気づけしようと、スーパーの惣菜と共に瓶ビール2本購入してきた。
こちらのビール瓶はみな手で蓋を回して開けられるものと思っていたら、買ってきたビールは栓抜きなしで開けられない。ホテルにはレストランがないので栓抜きはなさそう。それではと、2本の瓶を真横にしてキャップの凸部を噛み合わせ真横に引っ張る。ビールが少しこぼれてくるので部屋を出て共同バスルームのシンクの上で力まかせに両端に引いたところガチャンと大きな音がして瓶の破片が飛んだ。
ビール瓶を割ってしまったと思ったがそれだけでなかった。シンクの角にビール瓶をぶつけてしまったため、シンクも割れてしまった。
スタッフに知らせたところすぐにオーナーが呼ばれた。かけらを貼り合わせれば問題なく使えそうだという私の主張は受け入れられず、明日早速交換するのでシンク代が分かり次第請求すると言われてしまう。

盛り上がっていた気持ちが一気に落ち込む。今後さらに慎重に、無難な行動を取るようにしよう。

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翌日、請求された金額は15,000MWK(クワッチャ)、約四千円。シンク代を払ってくれれば取り付け費用はホテルが持つとのこと。クレジットカード付随の海外旅行保険で請求すべきかどうか迷うほどの金額で、いろいろ話を聞いた感じでは全くふっかけてないよう。
マラウイ人、信用して良い(人が多そう)。

<たびメモ(安宿情報他)>

宿はThe Golden Peacock Resthouse(位置:S13 59.433 E33 45.820)でトイレシャワー共同のツインルームが4,000MWK(約10USD)。地図があればバスターミナルから2km(ルート)と歩ける距離。
ここはガイドブックでなく、ヨンtravelツッチーさん2013年5月の情報。周辺にはいくらでも安宿があるのでいくつか比較して決めようと思っていたが、部屋も共同トイレも清潔でスタッフに愛嬌があり10USDは申し分なかったので即決。
ネットは600MWKで30日間100MB使えるSKYBANDというhotspotアクセスカードがあり、建物の端にあった自分の部屋でもそれなりの速度で接続でき、1泊2日の滞在では全く使い切ることができなかった。

部屋でネット接続してskype通話もできたので、ホテルで器物破損して損害責任を負った場合、保険金支払に必要なモノを保険会社に電話で確認した。
すると、支払いが確認できる領収証以外にホテル名や住所のわかるホテルカード、そして破したモノの写真が必要とのこと。電話では言われなかったが、シンクのサイズも問われると思い計測。
しかし、過去に盗難で保険金を請求した経験から申請は結構手間がかかるもので、また、巷の噂にあるよう保険金を請求する度に審査が厳しくなっていくような気がするため、今回の4千円の保険金請求は見送ることにした。

[マラウイ/ザンビア国境]Mchinji-Chipata

アフリカ南部の陸路国境越えに慣れてきたからなのかもしれないが、この国境は前後の移動も含め容易に越えることができた。

<リロングウェからチパタまでの国境越え(ザンビアのアライバルビザ取得)>
  • ゲストハウスからリロングウェの巨大ターミナルへ向かう途中、小さなミニバスターミナルがあったので、そこでザンビアの国境へ向かう車があるか尋ねるとすぐ見つかる。10時40分ごろ出発。
  • 走り出していくつかの集落を過ぎると空席が目立つ。乗車率50%のころから、ときおり強い雨。このミニバスは後方3列のよくあるミニバンだが、窓は1枚おきにしかはめられていない。雨が車内に入り込んでくるが、窓のある席か車内中央に座りカッパを着ていればなんとか凌げる。
    だいたい15分間豪雨となり30分間からりと晴れるということの繰り返し。強い雨のなかカッパなど着ずに自転車を漕ぐ人が何人もいる。雨で衣服が濡れても30分で乾いてしまうのだろうか。
  • このミニバスは、途中の町で何度か停車していたが客があまり集まらず、最後は乗客が私ひとりになり、乗車から2時間後、Mchinji到着。料金2,000MWKを支払う。何度か言い値が変わり距離の割に高い気がするが、途中からチャーター車状態で短時間で到着したので良しとする。
  • Mchinjiのターミナルにはミニバス以外に乗り合いタクシーのセダンが何台も停まっていたので、国境へ向かう車と理解して乗り込む。500MWKで10分ほどで国境ポイント到着。(リロングウェから国境ポイントまでのルート
  • 出国審査スムーズ。両替屋たむろ。トイレもあり。
  • ほぼ隣接するようにザンビアの出入国施設(航空写真)。審査待ちの人がおらず、若い男女の係官が会話に盛り上がっていてファストフード店のような雰囲気。シングルビザ代50USDを支払うとパスポートにスタンプを押して簡単に返してきたので、「これでいいの?レシートか何かないの?」と尋ねると、面倒そうにビザシートを出し先ほどのスタンプの上に貼り付けて返す。最初のスタンプだけでも良かったのかどうかは不明。
  • ザンビア出入国施設の隣に銀行があった。VISAキャッシングもできたのではないかと思われるが、たむろする両替屋で少額のドルを両替した後だったので確認していない。
  • 出入国施設を出るとミニバスはなく、乗り合いタクシーが停車していてチパタの町なかまで行く。国境ポイントから近くの町までミニバスはなく乗り合いタクシーのみというしくみが統一され、分かりやすくよろしい。ただ、マラウイ側はセダンの助手席に2名、後部座席に4名の客を乗せるが、ザンビアでは助手席1、後部3の定員以上を乗せていると警察の取り締まりに引っかかるそうだ。そのためか乗り合いタクシーは距離の割に料金が高く20ZMWで、市内まで直行すれば20分。

[ザンビア]チパタ

リロングウェからルサカへの直行バスは早朝発になるため、国境越えを楽しみながら移動しようとチパタに寄ってみた。

ザンビア東部州の州都で人口10万人ほど。低い山に囲まれ面白そうな町に感じたが、新市街、旧市街と巡っていると歩き回るには広すぎて、農村地帯まで足をのばすことができなかった。

<たびメモ(ルサカからリビングストンへの移動)>

国境からの乗り合いタクシーでバスターミナル(位置:S13 37.947 E32 38.894)まで連れて行ってもらうが、同乗者がみな降りた新市街から離れている。(ターミナル南西は旧市街マーケット)
乗り合いタクシーの運転手に最も快適なバスを尋ねるとJOHABIE EXPRESSと回答があり、Lonely Planetのお勧めと一致する。その会社はターミナルの角に発券オフィスを構えているのでそちらに向かう。すると営業担当(客引き)がすぐさま笑顔で出迎えた。
「いらっしゃいませ。ルサカ行きは毎朝5時、6時、8時と3本あり、弊社は最も豪華なバスを有し安心安全運行を心がけております」
「明日8時発のバスに乗りたいんだけどトイレ付いてるの?」
「申し訳ありませんが、この路線はどのバスもトイレは付いていません。しかし、8時のバスはまだお席に余裕があります。ドアに近い最前列の席をお取りすればトイレに行きやすいです」
「でもいつでもトイレに行けるわけじゃないからなあ」
「ご安心下さい。車掌にお申し付けいただけば、すぐにバスを停車させます。弊社の乗務員はみなreliableです」
感心した。百点満点の受け答えである。
ターミナル内の他社のバスを見た限りトイレ付は期待できそうもない。しかし、最前列の席を押さえられれば、ちょっとした停車でもトイレに行きやすく精神的に楽だ。何よりも、最後のreliableという言葉が心に響き、JOHABIEのバスチケットを購入した。

翌日、余裕を持って8時前にバスターミナルに着くと野獣のような男が近寄ってきた。
「どこへ行く、ルサカか?ルサカならこのバスだ。他にバスはない」
他社のスタッフのようだが私の腕をがっちり掴み、抵抗すると後ろから両腕を押さえ抱え上げられてしまう。強硬に反発して逃げ込むようにJOHABIEのオフィスに入り「ルサカ行きのバスはどこだ」と尋ねるとあっさりキャンセルになったと答える。そして、私のチケットを受け取りバス代150ZMWを返却すると、KANTHENGAのバスに乗れと連れて行かれる。すると先ほどの野獣が待ち構えていて「ほらオレの言った通りだろう」とニタニタ笑っている。
何たることだ。reliableだというザンビアのバス会社を信じたのに完全に裏切られた。
そういえば昨日バスのシートマップを見せられたとき、5時と6時のバスはかなり席が埋まっていたが8時のバスはほとんど空席で違和感があった。あの雄弁な営業担当に丸めこまれてしまった。
その客引きの姿はなく、このKANTHENGAのバスに乗ってみると1時間後の9時出発だというのに席は半分ほど埋まっていて後方の座席を取ることになる。
このバスの運行時間は9:20チパタ発、12:50休憩所到着、13:00休憩所出発、17:50ルサカ着(ルート)という感じなので、5時間ぐらい平気でトイレを我慢できるような健康体でないと、飲食を抑えても苦しい思いをすることになるのだ。
ルサカから先はトイレ付バスにしか乗らないことにしよう。

<参考図書>Lonely Planet Southern Africa 6版 (2013/08)=>最新版(2017/09)

<たびメモ(チパタの宿情報)>

バスターミナルに隣接した宿をのぞいてみると、部屋はバストイレ付きだが水が1日中出ないという。こりゃダメだ。
この町の安宿はどこも水が出ないのではと不安になり、まともなホテルに乗り合いタクシーで連れて行ってもらう。
町の南端にあるCrystal Springsはちょっと立派すぎたうえ満室で部屋をのぞくこともできなかった。しかし、そこまでの移動中にいくつか宿の看板が見えたのでバスターミナルに戻りながら宿を探す。
この辺でもういいかなとTravelodge(位置:S13 38.747 E32 39.026)にチェックイン。バストイレ付ダブルルームが130ZMW(23USD)。それほど安くもないが水も電気も通っていて全てにおいて無難な宿。
バスターミナルに明朝歩けるぐらいの近さかと思ったらまだまだ遠かった(ルート)。チェックイン後この通りをバスターミナル方面に向かうとまだいくつか安そうな宿があった。

[ザンビア]ルサカ

ルサカを少しは探索したかったが、ターミナル到着が18時で日が暮れて、翌日は朝8時にターミナルに向かったので、ターミナルと宿周辺しか歩いていない。
チェックイン後、買い出しに行くのは危険でないか宿のスタッフに尋ねたところ、少し考えて早足で歩けば大丈夫とのこと。
できるだけ早めに戻るようにということと理解して、慌てて買い出しに出る。行きはまだ道の凹凸が感じられたが、帰りは完全に暗闇となり、懐中電灯の光が当たらない場所は全く見えない。

<たびメモ(宿情報)>

最安値の部屋ではないが、バスターミナルからの近さ(ルート)ではこのFlint Stones(位置:S15 24.740 E28 17.404)が一番。(周辺にもいくつか安宿あり)
トイレシャワー共同でダブルベッドの部屋が170ZWK(32USD)。特に清潔とか快適とかいうことはなく無難なレベルなので割高だが、周辺の宿も(ドミトリーでなく)部屋を取るとなると同程度と思われる。

<たびメモ(ルサカからリビングストンへの移動)>

ルサカのバスターミナルに着いてすぐ、トイレ付にこだわってバスを探す。
ガイドブックお勧めのShalom Bus Servicesで尋ねると、「ザンビアにトイレ付バスなんてないよ」と鼻で笑われる。
バス会社によっては客引きが盛んで、「今夜出発するバスはトイレ付だ」というので見せてもらうと、おお、トイレがあるではないか。しかし、ドアを開けてみるとそこは物置きになっていて、「故障中なんだけど」と客引きが慌てて補足する。それじゃ意味ないんだが、トイレ付バスがありそうな気配。
Mahogany Luxary Coachesの客引きが翌朝8:30発車のバスがトイレ付だとシートマップを見せる。車内のトイレが故障で使えないなどあり得ないと言われチケットを購入。他のバス会社は窓口で行き先毎に発車時間が表示されているが、このバス会社は窓口での表示がなく発券されたチケットにも日付と座席番号はあるが時間の記載がない。問い質すと窓口係がチケットに8:00と記入して出発30分前の8時までここへ来るようにと促す。
不安はあるが信じてみるしかない。

翌日、8時すぎにターミナルに着くとバスが停車していたが、車内に客は数人しかいない。中央出入口にトイレが備えられていたが鍵がかかっている。発車するまでは使えないとのこと。不審を抱くが、発車前は鍵がかかっているのが普通だろうと自分を納得させる。
8時30分、バスが出発する気配なし。客引きに忙しいスタッフに確認すると出発は9時30分に変更になったと答える。不信感が高まる。
9時30分、半分以上の席が埋まり、エンジンはかけられているがまだ走り出さない。8時からじっと席で待っている地元の客が怒り出す。スタッフは「快適にお過ごしいただけるよう、車内にエアコンを入れビデオも流しているじゃないですか。もうすぐ発車しますよ」と応対している。
10時30分すぎ満席になり走り出す。何のことはない、大型ラグジュアリーバスなのだが席が全て埋まらないと発車しないバスだった。いい加減なバス会社だとわかり、もう期待ゼロだったが、やはり車内のトイレは使えなかった。
またしてもザンビアのバススタッフに騙されてしまった。ザンビア人、信用ならん。

出発後このバスは14時ごろ15分の休憩を取り、18時ごろリビングストン到着。料金は110ZMWで他と比べて決して安くはない。同じ行き先で何社もの大型バスが運行しているので、Mahogany Luxary Coaches以外で出発時間が明示されているバス会社を選ぶべき。

[ザンビア]リビングストン

<水量が最も少ない時期のザンビア側ビクトリアの滝航空写真

雨季が始まったばかりのため、水量が最も少ないと言う。
この時期のザンビア側ビクトリアフォールズは、世界四大ガッカリに入れたいほどしょぼい。
前回訪れた2001年7月は、水煙から落ちる雨でジンバブエ側は息苦しくなりザンビア側でも雨具なしでは歩き回れないほどだったので、カメラや鞄などに万全の防水対策を取ってきたのだが不要だった。
水煙が上がっているジンバブエ側(写真中央奥)がうらやましい。ジンバブエ側で滝を見てザンビアに戻ってくるのに時間的には半日もかからないが、ジンバブエビザ30USD、入場料30USD、ザンビアビザ50USDで合計110USD必要となるのでザンビアから眺めるだけで我慢することにした。水量が多いという2月から5月にもう一度訪れてみよう。

<2013年12月7日>

<魅力的な樹のそばに店を出すリビングストンのホームセンター>

ウィントフック行きバスが週2便しかなく完全に1日空きができてしまう。休養と共に態勢を整えることにした。
腕時計が壊れ、かなり不便を感じていたので1USD程度の安モノを探す。店舗を構える店では10USD以下もないので、表通りの露天をあたると5USDぐらいのシンプルな時計がある。
さらに裏通りの露天を探索すると5ZMWと1USD以下のデジタル腕時計が見つかった。

モザンビークのミニバスでズボンの尻下部分を10cmほど破ったが仮縫いしてそのまま履き続けていた。
露天のミシン屋を見つけたので縫ってもらうとこちらも5ZMW。これからの旅は安泰かもしれない。


ザンビア人は信用ならん。またもバス会社のスタッフに騙された。

<たびメモ(リビングストンからウィントフックへの移動)>

リビングストンからウィントフックまで(ルート)大型バスを走らせているのは、Intercape、CR Holdings、Insightの3社だけのようで、いずれも水曜日、日曜日の週2便のみで12時~13時発車。
確実にトイレが付いていて信頼性の高いIntercapeにしたかったが、2日前に満席だった。
他2社のうちCR Holdingsがトイレ付バスだというので2日前にチケットを押さえる。前回、ルサカからのバスで騙されたばかりなので、バスがトイレ付だというだけでなく機能して使えるということを購入時に記載してもらい保障をつけた。ウィントフックまで所要18時間と長距離で、料金が420ZMW(75USD)とIntercapeとあまり違わず高額のため、トイレは付いていて使えるものと考えていた。

しかし、当日、ルサカ始発のバスがターミナルに着くと、横が2+3のシート配列でトイレなどついているわけないじゃん、というタイプのバスだった。
トイレ付を保障した窓口の男に喰ってかかると、「申し訳ない、予定していたバスが故障して急遽このバスに切り替えられたようだ」と暗い顔で答える。Intercapeは満席でInsightと思われるバスはよりオンボロだったため、このバスチケットを返金する訳にもいかない。全く意味のない保障を付けていたことになる。

トイレ付バスにこだわって、三度続けてザンビアのバス会社スタッフに騙されるとは何たること。
騙される方に問題ありだが、ザンビア人たちは胸が痛まないのだろうか。

(最近リビングストンでは、大型バスが同じひとつのターミナルにまとめられ、位置:S17 50.757 E25 51.637が変わった)

<たびメモ(リビングストン安宿情報)>

ルサカのバス出発が2時間以上遅れ、リビングストン初日はホテル探しが日没後になってしまった。ガイドブックを頼りにFawlty Towersを訪れるとスコールに見舞われ、トイレシャワー共同の部屋はトリプルしかなく247.5ZMW(44USD)と高額だったが泊まってしまった。
wifiがフリーで問題ない速度で使えたので、80ZMWのドミトリーに泊まる人にとってはまあまあかもしれない。

翌日、20USDぐらいの部屋がないかと周辺を探索すると3件目でみつかった。
欧米人が好みそうなJollyboys Backpackersという宿の隣にZAMBIA RED CROSS SOCIETY(位置:S17 51.074 E25 51.394)という赤十字マークが掲げられた、ホテルらしからぬ建物があり、トイレシャワーそしてエアコンまで付いたシングルルームが116ZMWと約20USDだった。アフリカ以外から来た泊まり客は見かけなかったが、バスターミナルから近く(ルート)好立地で部屋は清潔、スタッフの愛想も良く、wifiなし以外は申し分なかったので、今回の旅で初めて2連泊することにした。

[ナミビア]ウィントフック

避けたかったことだが、夜行バスの連続となり、広大なナミビアを宿に泊まらず通り過ぎることになった。

ウィントフック(あるいはヴィントフック)は朝から夕方まで滞在したが、半日歩き回るのにちょうど良い大きさで時間をもて余した。
プレトリアより垢抜けていてずっと安全な気がする。
博物館や教会などガイドブックに載っている観光スポット全てと繁華街を歩き回ったが、見ていて楽しいのは公園の植物ぐらいしかなかったので、穏やかな地元の人々と一緒にぼうっと公園で過ごしていた。
ツアーもレンタカーも利用せずナミビアを楽しむのはやはり無理だった。

<クリストゥス教会航空写真/ズー・パーク(2枚組)

<たびメモ(ウィントフックからケープタウンへの移動)>

Intercapeのバス料金は需要の増減により日々ダイナミックに変化するようで、この区間の料金は12月に入ってから倍以上に高騰している。また、Intercapeのバスは週4便で希望する明日は運行しておらず、今日の便は2日前にネットで確認したときsold outになっていた。CR Holdingsのオフィスで確認すると、現在、バスの納品待ちでこの区間は休止中でIntercapeしか運行していないと言われる。
駅の近くにあるIntercapeオフィスをCR holdingsで教えてもらい、今日の空席を確認すると空きがあったので、1,320NAD(135USD)と恐ろしく高額なチケットで発つことにした。
このオフィスではバスが出発する夕方まで荷物を無料で預かってくれたので助かった。(プレトリアのオフィスで荷物一時預かりの交渉を試みるも全く取り合ってもらえず)

夕方、バスに乗ると「Hello」と陽気なお嬢さんが挨拶してきた。見覚えある娘だと思っていたら、今朝ザンビアからウィントフックに到着したバスで前の席に座っていた子だ。二十歳ぐらいにしか見えない若いお母さんが私をよく覚えていて「なんて偶然」と驚いていた。
そして、指定の席はその母娘と隣合わせ。なんて偶然。この母娘は昨日の早朝ルサカを発ち、クリスマス休暇を利用してケープタウンに住む姉家族の家に遊びに行くそうだ。幼い子を連れてなんというタフな旅。
ただし、ウィントフックにも親戚の家があり、今日の日中はそこで休んでいたそうだ。

<バスで一緒になったザンビアのお嬢さん(2枚組)

[南アフリカ]ケープタウン

ケープタウンは山が街の間近に迫っていて、メテオラの山と町を大きくした感じ。
が、第一印象だったが、ケープタウンには美しい海もある。また、街が巨大で多様性があり、簡単に言い表せない。私にとっては久々のビッグな観光スポット。
ただ、急に白人バックパッカーが増えた。安宿がひしめくロングストリートは歩道に出されたテーブルにビールを飲む若者たちが溢れ、二階のテラスからもバックパッカーたちがこぼれ落ちてきそうだ。

ケープタウン観光1日目にロベン島を訪れようと思ったが、3日先まで予約で一杯と言われ断念。
列車でサイモンズタウンに向かう。(ケープタウンから往復30ZAR

<喜望峰航空写真/崖の上のぽにょっとした小動物(2枚組)

<たびメモ(レンタサイクルで喜望峰)>

サイモンズタウンから喜望峰へ向かうバスか何か安い公共機関がないかインフォメーションセンターで尋ねたが、乗り合いタクシーしかないという。
アップダウンが激しく風が強いので大変だと聞いていたが、レンタサイクルを利用することにした。

インフォメーションセンターの側にあるショップで借りたのはマウンテンバイクで、1日150ZAR(15USD)と安くないが、ブレーキの効きが甘く、トゥクリップがないなどそんなに良いモノではない。
走り始めて何度も現れる上り坂はそれほど苦にならなかったが、風の強さには参った。
まともに呼吸ができない向かい風も辛いが、横からの強風は危険。ガードレールがない舗装道路を調子良く下っている時に海側へ吹く風に押されてしまうと、舗装道路を外れて路肩の砂利道に押し出され、そのままずるずる崖下に落とされそうになって下り坂の途中でブレーキをかける。
日本でもたまにマウンテンバイクに乗るのでもう少し速く走れるかと思ったが全くスピードが上がらない。Simon’s Townから喜望峰まで(ルート)の25kmを2時間(帰りは追い風ぎみで1時間40分)もかかってしまう。
強風のせいか、道中、他に自転車を見かけることはなかったので、喜望峰に着いたときは達成感を得られた。

風が強くなければ気持ちの良いサイクリングと言えなくもないが、ほとんど毎日強風が吹いているようなので、レンタサイクルで喜望峰は決してお勧めでない。

<2013年12月12日>

昨日は曇りで喜望峰までの自転車は相当寒かったが、今日は快晴。ぜひ登ってみたかったテーブルマウンテンに向かう。日本人旅行者がトレッキングコースを登ったという情報はネットでいくつか目にしたが詳細は調べずにやって来た。

<テーブルマウンテン頂上からの眺め(2枚組)

<たびメモ(テーブルマウンテンの歩き方)>

ロープウェイ麓駅でバスを降り、駐車場係の兄さんに尋ねながら車道を先(東南東)へ1.5km進むとトレッキングコース入口があり、そこから距離2km、標高差700mを登ると標高1,050mの頂上部に出る。そして、平坦な頂上部を西北西に0.8km進みレストラン、売店、トイレがあるロープウェイ山頂駅。
現地案内の標準時間は上り3時間。休まず一定のテンポで歩き混雑も考慮すると上り2時間、下り1時間30分ぐらい。
現地お勧めルートがこちらで()を押して表示されるルートが上に記した最短ルート。

<テーブルマウンテン登山路からの眺め(2枚組)

(地図がないと迷う所もあるが)道は整備され、途中の眺めは良く、コース沿いに花も咲いていて楽しめる。
天気が良かったせいもあるだろうが、トレッカーは結構多く、軽装の人が多い。
標高差が700mもあり、天気が急変することが多いようなので、私は登山のつもりで雨具や水などを用意していた。しかし、現地人や欧米人たちの中には、手ぶらの人、さらに上半身裸の人、ハイヒールの人あるいはハイヒールを手に持ち裸足の人などお気軽すぎるスタイルが多い。また、トレランなのか走っている人も何人か見かけた。
そんなこともあり、達成感はあまりない。登山に興味のない人は、素直にロープウェイを利用するのがお勧め。

[南アフリカ]ブルームフォンテーン

<第四議事堂航空写真/ツインタワー教会(2枚組)

プレトリア、ケープタウンと並ぶ3つ目の首都に来たが、昨日までのケープタウンから一転して観光客が全くいない。

市庁舎や政府機関など西洋風建築物が広い区画に堂々と収まるエリアは人通りが少なく閑散としているが、通りをひとつ越えると商業ビルや小型商店が雑然と建ち並び、通りには客待ちのミニバスやら買い物客などで溢れかえる下町のエリアがある。ブロックを越えるごとに雰囲気がガラリと変わるようで面白かったが、意図せず危険エリアに入り込んでしまう恐れもある。

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ガイドブックにこれといった宿が載っていないので足で探すことに。住民に尋ねるとみな親切に応対してくれるが、結局このエリアにはないと言われ中心部を目指して歩く。
すると、旧大統領官邸(Old Presidency Museum)前でVisitor Centerや「i」マークの看板があり、北側の路地を西に進んだ怪しげな場所でインフォメーションセンター発見(位置:S29 07.130 E26 12.877)。
そこには朝9時前から2人のスタッフがいて、彼らは市内の地図と共にドミトリーのある宿から高級ホテルまで、百や二百ぐらいあるのではというホテルリストを持っていた。しかし、ホテルリストと地図が紐付けされていないので、中心部付近の宿がどれかというのはわからない。
スタッフは「しょうがないなあ、じゃあ私が探しましょう」と、中心部で部屋が安い順にリストから拾い上げ地図上にマークする。中心部付近といっても1kmほど離れ、あちこちばらけている。
「宿を訪ねても部屋に空きがあるわけじゃないよね」と尋ねると「しょうがないなあ、じゃあ確認してみましょう」とスタッフが安い順に電話してくれる。2件めまで満室だったが3件めに空きが確認できた。
たまたま親切なスタッフにあたったのかもしれないが、ここのインフォメーションセンターは利用しない手はない。

<たびメモ(ちょっと高めの安宿情報)>

インフォメーションセンターで紹介してもらったHuguenote Guest House(位置:S29 07.565 E26 12.433)は長距離バスターミナルから最も近い(ルート)のではと思われる場所に立地する安めの宿で、トイレシャワー付ツインに朝食が付いて400ZAR。(ホテルリストで中心部から3,4km以内にある部屋で最安値が350ZARだった、郊外には300ZAR以下の部屋やベッドも多数)
交渉により朝食なし2泊でやっと一泊350ZARにしてもらう。どうでもいいプールが部屋の真ん前にあり、エアコン、テレビが完備され、私にはオーバースペックの部屋だったが、一泊400ZARという金額が受け入れられるのであれば問題ない宿。

[南アフリカ/レソト国境]Van Rooyens Gate

プレトリアで短い区間乗車して以来の南アフリカでのミニバス移動だったが非常に快適。
レソトの入国カードを書かせられる以外は特に面倒なこともなく国境通過。

<ブルームフォンテーンからモリジャまでの国境越え>
  • 前日、ミニバスターミナルでマセル行きバス乗り場(当時の乗り場ピンポイント:S29 07.410 E26 13.608)を確認していたが、そのすぐ隣でウェペナー(Wepener)行きバスが全席埋まりそうな状態で停車していたので、近くの料金支払窓口へ行く。チケットが発券されるのではなく、窓口では行き先と自分の氏名を告げて料金80ZARを支払う。1台分の人数が集まると窓口担当者が台帳を持ってミニバスまで来て名前を読み上げ、みな乗車済みかどうかを確認して発車するしくみ。
    窓口で金を払っているのにチケットもレシートも受け取れず、アフリカなのに大丈夫なのかと不安になる。このやり方のどこにメリットがあるのか理解できなかったが、隙あらば何かしら誤魔化そうとする他のアフリカ諸国では考えられないしくみに驚く。さすがアフリカの先進国。
  • ミニバス車内には座席分の乗客しかいない。しかも私の隣には5歳と7歳ぐらいの子どもたちが席をひとつずつ占有している。車内はきれいで、直線道路を120kmぐらい出しても安定している。これら全てが衝撃的なことで、南アフリカは南部アフリカの他の国々とは違うんだぞということを思い知らされる。1時間20分でWepener到着。(ブルームフォンテーンからVan Rooyens Gate国境までのルート
  • Wepenerのターミナルには乗り合いタクシーが何台も停車していて、これで国境まで行ける。定員乗車だが車体は急にボロくなった。国境まで数分ほどで料金10ZAR。(Wepenerから国境までは約8km)
  • 南アフリカの出国審査は簡単に終了。
  • ほぼ隣接してレソトの出入国施設があり、入国カードを記入して簡単な質問を受けて入国。
  • 出入国施設のすぐ先にミニバス乗り場があり、国境近くの町マフェテング(Mafeteng)行きが停車している。車はボロくなり座席の間隔は狭くなったが定員乗車。すぐ満席になり発車してマフェテングまで30分弱、11ZAR
  • マフェテングからはマセル行きのミニバスが2,30分に1本程度、他に大型バスもときどき出ている模様。マセル行きのミニバスに乗り、博物館のあるモリジャ(Morija)まで30分、24ZAR。(国境からモリジャ博物館までのルート、街道から博物館までの1.6kmは歩き)

[レソト]モリジャ

<モリジャのお子さまたち(2枚組)

レソトはまさかのブルームフォンテーンから日帰り。
一泊ぐらいはしたかったが気合いが入らなかったので、荷物をブルームフォンテーンのホテルに置いてカメラと貴重品だけで出かける。

レソトの国境ポイントである首都マセルとの往復だけではあんまりだと思い、博物館があるモリジャを目的地としてふたつの国境ポイントから出入国するルートでレソト国内を100kmほどミニバスを乗り継いで移動してみる。

人々は穏やかで、どこでも山が見え、のどかな牧草地帯が広がるのは良い。
南部の山岳地帯は雄大な景色が見られるそうだが他に何かあるのだろうか。

モリジャに関しては、うーん、立ち寄るほどのところではなかったようだ。モリジャに宿を取り1日滞在していれば何か発見があるかもしれないが。博物館もあまりに小さすぎて印象が薄い。
多少刺激的なところがありそうなマセルにもう少し時間を割いた方が良かった。

[レソト/南アフリカ国境]Maseru Bridge

レソトの通貨ロティの両替所が見つからなかったが、出入国は問題ない。

<マセルからブルームフォンテーンまでの国境越え>
  • マセル市内中心部からMaseru Bridge国境ポイントまで4~5kmで歩けないことはないが、十分歩き疲れており、遅くならないうちにミニバスに乗りたかった。乗り合いタクシーをどうやってつかまえればいいのだろうと思いながらキングスウエイをバソトハットに向かって歩いていると、車から降りてきた運転手から国境へ行くのかと声をかけられる。乗り合いタクシーは6.5ZAR、数分で国境到着。(マセル中心部の端から国境までの距離
  • レソトロティの紙幣を残してしまったので両替したいのだが、両替屋らしき人も店もみつからない。意図的にキョロキョロしていると怪しげなタクシーの運転手に声をかけられ、ランド紙幣に替えたいと告げると自分の財布から紙幣を探して無償で交換してくれた。(レソトの通貨ロティと南アフリカのランドは等価で、ランドはレソト内で使えるがロティは南アフリカでは使えないと言われている)
  • レソトの出国審査はすんなり。その後、100mほどの橋を渡ると南アフリカ出入国施設。
  • 南アフリカ入国審査も税関検査とかなく簡単に通過。
  • 出入国施設を出たところにミニバスが何台も停車していて、いくつかの目的地にバスが出ている。ブルームフォンテーン同様ここでも料金所での運賃前払い制なので窓口で100ZAR支払うと台帳の一番上に名前を書かれた。
    ブルームフォンテーンのターミナルでマセルから戻ってくるバスの最終は17時30分と聞いていたので、その1本前に乗ろうとして16時前にここへ着いたのだが、バスが出た直後だったようだ。
    客の集まりが悪く、ミニバスは結局17時40分に出発して、途中で街道を外れた町に寄ったりしたこともあり、距離の割に時間がかかり19時30分ブルームフォンテーン到着。夜は危険だと言われているので、不気味なほどひっそりとした中心部を走って宿まで帰った。

[南アフリカ/エスワティニ国境]Jeppes Reef

プレトリアを20時30分に出発(ヨハネスブルグは22時発)するIntercapeのマプト行き夜行バスでマレラネ(Malelane)に早朝4時に着き、そこからエスワティニ(当時スワジランド)のJeppes Reef国境に向かいムババーネまで至るルート。
南アフリカで早朝4時にバスを降りて大丈夫なのだろうかという心配はあった。

<マレラネからムババーネまでの国境越え>
  • IntercapeバスのMalelane停留所は、4時間に1回程度の休憩所として利用される24時間営業ガソリンスタンドだったので、併設されるコンビニ店舗からトイレまでスペースが広くスタッフも大勢いてバスが走り去った後も危険は感じない。ミニバスが走り始めるのは朝6時なので、それまでここに留まるようスタンドのスタッフに勧められる。
    十分明るかったので5時30分ごろから町を探索して、バスターミナル(Intercape停留所から400m程度)に6時前に到着。Jeppes Reef行き大型バスもあるようだが、ミニバスの方が頻繁に出ると思い、Jeppes Reef行きミニバスに最初の客として乗車。まもなくもうひとりの乗客があったがなかなか客の集まりが悪い。他の行き先のミニバスにもほとんど乗客なし。不安になり、隣の敷地の大型バスターミナルへ行ってみる。すると、建物の影にエンジンをかけた大型バスが停車していてJeppes Reef行きの表示。運転手に尋ねるとまもなく出るというので乗車。2割も席が埋まっていなかったが6時23分に出発、料金は20ZAR。乗客のほとんどは夜勤帰りという感じだったが、途中、対向するバス2台とすれ違う。また、客を乗せたミニバスも1台抜いていく。結構、早朝からバスは動いていそう。
  • ローカル大型バスは7時11分、国境手前数kmの終点に到着。バスを降りた後すぐ、途中で抜いてきた(どこ発かは不明の)ミニバスをつかまえ国境に向かう。料金10ZAR徴収されたがほんの4分で国境到着。(Malelaneから国境までのルート
  • 出国審査でいくつか質問を受けるが問題なし。歩いてすぐエスワティニ(スワジランド)の施設。入国審査あっさり。
  • 朝7時30分、エスワティニ(スワジランド)出入国施設を出るとミニバスが停車している。ここからは40km先のPiggs Peak行きしか出ていないとミニバス関係者は言い、他の交通手段はなさそう。この時間帯に国境を越えてくる人はほとんどいないため、いつまでたっても出発しないのではと思っていると、7時45分ごろ、客2人だけで出発。国境の近くにいくつも集落があり、乗客は増えてすぐ満席になる。客の乗り降りが多いので多少時間がかかり、約1時間後、Piggs Peakに到着。料金18ZAR
  • Piggs Peakからはムババーネ行きが頻発しているようで、最初の客で乗車したミニバスが15分後に満席で出発。エスワティニ(スワジランド)に入ってから濃い霧が立ち込めほとんど景色が見えなかったが、途中何度か霧が晴れた瞬間に息を飲むような景色が見られた。ずっと山あいの道を走っているので、晴れていると車窓を楽しめそう。約1時間でムババーネ到着。料金27ZAR。(Jeppes Reef国境からムババーネまでのルート
  • 乗り換えスムーズで(たまたまかもしれないが)発車待ち時間が短かったため、Malelane出発から3時間30分後の10時前、ムババーネに到着できた。ヨハネスブルグ周辺での宿泊を避けるため夜行バスを使うのは有効だが、Malelaneに早朝4時着というのがネックであまりお勧めできない。(このルートを参考にさせていただいたtabisiteのように列車Shosholoza Meylを利用すれば朝6時ごろMalelaneに着きそうだが、現時点で水曜日と金曜日のみ運行)

[スワジランド(エスワティニ)]ムババーネ

スワジランド(2018年からエスワティニ王国)に入ってついに本格的な雨。しかも、常に濃い霧で、移動中も車内から何も見えない。
しかし、峠間で一瞬晴れ間があり、中欧を思い出させる美しい景色が見られた。
首都ムババネには外国人旅行者をほとんど見かけないが、不気味なほど私に対して無関心。チャイナ攻撃にうんざりした夕べのプレトリアとは大違い。

<ムババーネのターミナル/エズルウィニ(2枚組)

<たびメモ(ムババーネからヨハネスブルグへの移動)>

ムババーネからヨハネスブルグかプレトリアへ長距離ミニバスでなく、(できればトイレ付)大型バスで移動したいのだが、少なくともスワジランド(エスワティニ)国内から出る国際バスはない。ミニバスで南アフリカに入り、南ア内で大型バスで移動となると、入国時に利用したMalelane経由(あるいはよりヨハネスブルグ寄りのNelspruit経由)以外では、ムババーネから西へ150km離れたエルメロ(Ermelo)からGreyhoundバスに乗れそうだ。
しかし、このルート情報がネット上に見つからなかったため、料金が500ZARと高額なTrans MagnificのBus Shuttle Serviceを利用することにした。

オデッセイを一回り大きくした高級感あるミニバンに客が7人でサンドイッチとジュース付。
出入国審査は運転手がサポートするので非常にスムーズ。出入国施設でトイレに行けるが、全道程の中間地点にあるサービスエリアでトイレ休憩あり。
14:30にムババーネを出発してO R Tambo空港まで(Carolina経由のルート)は予定の4時間ちょうどで18:30到着。空港で他の客みな降りていたが、私の目的地はハウトレインのサントン駅で18:53着。(このあとハウトレインでプレトリア駅へ行き、駅から600mの宿へ)
ヨハネスブルグのO R Tambo空港まで行くのであれば、MalelaneやErmelo経由で大型バスを乗り継ぎ空港に至るトータルの料金と大差なく、断然速く快適なのでShuttle Serviceの利用価値が高い。
(帰国後)宿を参考にしたヨンtravelツッチーさん情報を確認すると、ミニバスがムババーネをほぼ定時発車(満席発車じゃないの?)でヨハネスブルグまで所用4時間30分(意外と速い)、そして料金が200ZAR(安い!)。この情報を知らず長距離ミニバスは検討の対象から外していたが、危険と言われるヨハネスブルグのミニバスターミナルで乗り換えることを問題としなければこちらを利用すべきかも。

<たびメモ(宿情報)>

ヨンtravelツッチーさんの2013年5月の情報を元にVeki’s Guest House(位置:S26 19.249 E31 08.271)を目指したが、中心部から1km離れ(ルート)傾斜を登った先にある。雨が降っていて途中から歩道が途絶え、雑草とぬかるみを歩く。
部屋が150ZARという情報だったが、2泊以上でないとその金額にはならない(マネージャーがいればなんとかなったという雰囲気あり)と言われ、トイレバス共同のダブルルームが200ZARだった。1ブロック手前の宿など200ZAR台の部屋は他にもあり探索すべきだったが、雨やぬかるみでズボンを濡らしてしまい気力を失っていたためそこでチェックイン。
現地の職人風泊まり客やスタッフのおばちゃんたちの話し声がうるさかったが、清潔感はあり無難な宿。

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