[アルバニア]ギロカスタル
<ギロカスタル城(撮影ポイント)/ジロカストラ旧市街の伝統的家屋>
ギロカスタル(ジロカストラ)は美しい山に囲まれた盆地の丘に城跡があり、周辺の旧市街には石畳の道と昔ながらの造りの街なみが残る。何かひとつだけでも絵になる個性的ポイントがあればお勧めのマイナースポットにしたいのだが...何もない。
城跡や旧市街が整備されれば魅力的な観光地に変わる可能性はあるが、どうしちゃったの?というような城跡や何にも規制されずただ残っているだけの古民家などを見るとちょっと難しそうに感じる。(上のジロカストラ城の写真はどうしちゃったの感を出すため敢えて暗いまま。周辺の自然は美しい)
- 想像していたより国全体が洗練され、最初のうちはマケドニアなみに人も良いのかと思っていたが、どうも変な人も多い。ホテルやレストランの冷たい対応は共産圏の名残か。意味もなくでかい声で興奮して話すのはラテンの血によるものか。私を露骨に凝視したり、子供たちがジャッキーチェンと囃し立てるのは長い鎖国政策による影響か。
- トイレは少ない。pogradec(ポグラデツ)国境からギロカスタル(Gjirokastër)まで車を3度乗り換え(移動の詳細はこちら)なければならなかったが、どの乗り換えポイントにも周辺に公共トイレがなくカフェなどに入らなければならないようだ。大きな街エルバサンのミニバスターミナルでトイレを探していた時、まともな身なりをした大人が遮るものがない公園の緑地で立ちションしていた。
- 今の子供は学校で英語教育を受けているようで、ミニバス内で運転手からの質問を小学生や中学生程度の子供たちが訳してくれた。大人も人によっては流暢な英語を話す。
- 険しい山を越える道が多く、数年前よりかなり整備されているようだが、アフリカなみに路面が荒れた区間もある。ミニバスの運転は荒く、私は楽しめたが車酔いしやすい人は辛そうだ。
- ミニバスはターミナルからは満席後出発のようだが、かなり大きめのバンで乗客が3列に2、4、4が定員のようなので楽。途中で客を乗せ1列が6人になることはあるが、アフリカと比べればまだまだ余裕。ターミナルにトイレがないのに一度もトイレ休憩がなかったのが私にとって問題。
- VISAカードでキャッシング可能なATMがたくさんあるのに驚いた。これで今回旅行した国々では(国境地点を除けば)ATMキャッシングに困る国はなかったことになる。
- 移動費は意外と高く(ミニバスとタクシーしか利用していないが大型バスはミニバスより3割程度安い)、食べ物もそんなに安くない。ギロカスタルで中級ホテルが2千円程度と安かったぐらい。
- 自然は美しく、トイレ以外に困ることはなさそうだが、敢えてこの国を旅する必要性が見つけられなかった。
- ヨーロッパ東の端を南下するのまとめ