[フランス]モンサンミッシェル

<モンサンミッシェル遠景/内部(2枚組)

トゥールからルマンを経由してレンヌへそこからバスで1時間強でモンサンミッシェルに着く。昨日に続き雨。激しく降ることはないが、カメラもレンズも濡れる雨が降っている。
更に重い荷物を抱えたまま、参道を登り城内を観光せざるを得なかった。大変な失敗だ。

ヨーロッパでは特急の停まる駅にはコインロッカーや荷物一時預かりがあり、何度か利用していた。フランスの駅も同様にあると思っていたが、大きな駅であるレンヌでは荷物を預かるサービスは行っていなかった。(そういえばフランスの駅では手荷物預り所を見ていない)
しかしながら大きな観光施設にはクロークがあるものだと思っていたが、それは博物館や美術館の場合で、モンサンミッシェルにはクロークがなかった。時々、傘を差してカメラを持ち、肩から体が傾くほど重いバッグをぶら下げる。なかなか辛い。
パリから日帰りするか、近くの街にホテルを取って荷物を置く必要があったのだ。

モンサンミッシェルは、ここにしかない景観をみせてくれるという点では価値があるが、さんざん写真や映像で見ているため新たな感動は生まれにくい。有名な観光地だから見に来て満足というのが、おおかたの観光客の感想ではないだろうか。

今回のヨーロッパ旅行で可能な限り有料トイレを避けてきたが、今日はまだ腹が不調だったため2回も利用してしまった。ヨーロッパのトイレを有料にしているのは浮浪者対策が大きいと考えていたが、モンサンミッシェル内のトイレが有料というのはどういうことだろう。島内にはトイレが少ないからできるだけ我慢してねという風にしか理解できない。

ヨーロッパで多くみられる公共スペースでのキスには全く慣れないどころか不快極まりない。なぜ私の目の前でするのだ。なぜ音を立ててキスする必要がある。
レンヌからパリへ戻る列車で対面に座るカップルが頻繁にキスをしていた。ニコチンかカフェインのような何らかの成分が切れお互いがキスを求めているようだが、それが15分も持たない。フランスは周辺国と違って、車内で携帯電話の利用が禁止されているようだが、ほとんど守られていない。たとえ車内でキスを禁止しても守られないんだろうな。
「えー車内のお客さまー、周りのお客様のご迷惑になりますので、キスはデッキで、えーキッスはデッキでお済ませ下さいますようお願いします」

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