[ベトナム]ハノイ

<ホアンキエム湖(2枚組)航空写真

タイ周辺の国々を通ってベトナムを訪れると、旅行者を相手にする人の質が数段階落ち、全体の社会的マナーが急激に悪くなったと感じる。

ハノイは食べ物が美味しく風情のある街だという、数年前訪れた時の印象は今も変わっていないのだが。

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交通量が多くても信号のないハノイの交差点で、連なるバイクの列が停止することなく阿吽の呼吸で交差していく技はサーカスのショーでも見ているようだ。
しかし、歩行者に緊張を与え続ける交通マナーの悪さが、味わいある旧市街を台無しにしてしまう。
また、アジアの都会で昔よくみられたストレスクラクションがすさまじい。渋滞などで鳴らしても意味がないのにただドライバーのストレス発散のためにクラクションを鳴らす。

その後、よく観察してみるとベトナムのクラクションは人間的なストレスクラクションというよりも、もっと動物的なものに感じてきた。停止せずに信号のない交差点を渡る時は、お互いにクラクションを鳴らし、どちらが先に通過するか会話しているようだ。他にも外国人にはわからないが、彼らなりのコミュニケーションをクラクションで行なっているような気がする。
犬が吠えているのに近いので、バウワウクラクションとしておこう。

<ハノイから中国へ>

ハノイから香港を目指して中国に入る。ヒトの悪さが更に強く感じられる。

どの地域に行ってもほっとできる中国は私の好きな国で何度も訪れている。しかし、東南アジアの人々と比較すると、中国人の性格と品の悪さが非常に気になる。
中国に入って最初の大都市、南寧(ナンニン)で次の都市への移動手段がみつからず旅行会社を訪ねたが、意地悪されただけで全く助けにならなかった。
広州(ガンゾウ)に入ると、都会の雑踏内で、カァーペッと淡吐きしている人々をあちこちで見かける。中国人のお決まりの姿で、私も冬の北京では真似していたものだが、どうも気になる。
街の人々の服装は昔と比べるとかなり垢抜けて、女性など都会の日本人と変わらない格好をしている。そんな若い女性も突然カァーときて、突き出した口もとからペッと吐き出すのを見て、私は目が点になった。

情報が何もなかった南寧に泊まらず夜行バスで広州に向かい、不快を感じた広州は半日で切り上げシンセンまで移動する。宿を取ったシンセンは巨大なビルと怪しげなピンク街が増殖中だが特に面白味がなく、すぐ香港に入った。

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