[ガーナ]エルミナ
<砦跡からエルミナ漁港の眺め>
アビジャンから一気にトーゴまで(区間距離700km以上)行くのは少しタフで、どこかで一泊したかったので世界遺産の城砦があるエルミナに立ち寄ることにした。
天気が良ければ海岸線が美しいのかもしれないが、厚い雲がたちこめていて景色を楽しむことができなかった。世界遺産だから半日かけて観光してもいいかなという程度。
ただ、愛嬌のあるお子さんが多く、道を歩いているとあちこちから声をかけられ、地元の人たちと心地良く触れ合える。マイナースポット好みには受ける町かもしれない。
<町のお嬢さん(うまく撮れなかったので2枚組、マウスを重ねると写真切替)>
<ガーナめも>- 煙草を吸う人をみかけない。
- どの町でも、たとえ夜出歩いても(たまたまなのか)危険を感じることはなかった。
- ガーナ人は帽子をかぶらない。サングラスもしない。
- 外国人向けレストランの食事は食べられるが、人に食べさせることを意識して味付けしているとは思えない。スリランカよりはまし、フィリピン程度か。
- 公用語は英語だが、彼ら同士の会話に英語は使われていない。アクラからクマシまでのバスで運転手から注意事項を説明する際、英語を使わず2つの現地語で別々に説明していた。話しかけた人はみな英語が通じたが、人によっては独特の発音によりヒアリングが難しい。
- トロトロと呼ばれる乗り合いワゴンは定額制。始発では窓口でチケット購入。途中で乗って車内で支払ってもごまかそうという気はほとんどない模様。
- 最初、タクシードライバーの言い値がガイドブック上の料金より高くふっかけられていると思い、とろとろ走るトロトロで移動して時間を無駄に使っていた。しかし、ガイドブック表記より値段が上がっているだけでタクシーの料金をふっかけてくるドライバーはかなり少ないということが後からわかった。大使館へ行くなどの市内の移動は、それほど高くないのでタクシーを使った方が良さそう。
- 乗り合いミニバスの呼び込みが楽しい。アクラ市内の中心行きはアメ横の売り子のようにしゃがれた低音で「サークル、サークル、サークル」と早口に叫ぶ。アフラオ行きがあと一人で満席出発の際は、「アフラオ、アフラオ、アフラオラストワン、ラストワン」とミニバスターミナル外の路上市場にまで出ていき、アフラオ方面に用のない客であろうと捕まえてきてやろうかという気合で呼びかけている。
- 路上売りでも何でも料金をごまかす気は全くなさそうだということがわかってきたので、買い物をする際、掌にコインを並べて彼らに取らせれば良いので楽。(現時点での状況で将来変わるかもしれないので注意)
- 現地人を含めた街の写真を撮るならば、複数で歩いてお互いを撮る振りをするか、現地ガイドを付けた方が良いと思う。
- ホテル代、乗り物代ともに最新のロンリープラネット西アフリカ6th Editionの2、3割増しが目安。
- ガーナの嫌なところは、大都市での渋滞。特にアクラではどこに移動するのにも時間がかかる。また、アフリカ全般に言えることだが、大人からのチャイナ攻撃がひどく、慣れているつもりの私でも毎日「チャイナ!」「チャイニーズ!」と怒声を浴びせられていると苛立ってくる。
- 結論として、西アフリカの雰囲気を安全に楽に味わうのには、貴重な英語圏であるガーナはお勧めかも。
- マイナースポットをゆく(西アフリカ編/東アフリカ編)のまとめ