[ニジェール]ニアメ(1/2)
<ニアメのグランドモスク(2枚組)航空写真>
ナイジェリアの(排ガスの)毒が体から抜けきらず肺炎状態(気管支炎かもしれないが)であるが、熱は下がっているので停滞が許されず移動再開した。昨日は、待ち時間も含めて7時間半ぐらいの移動でニアメーに着いたが宿探しに手間取り1日が終わる。
ニジェールはなかなか良さそうな国なのでニアメーは楽しめるのではないかと思っていたが、意外にもつまらない。
5千人収容するという大モスク内に入らせてもらえるのだが特に見るモノがない。シンプルデザインがモスクの良さでもあるが、お抱えガイドが何人もいて俺にも金くれ、もっと出せとうるさく、神聖なるモスクにいる気がしない。
マルシェ(市場)はニジェール人の穏やかな気質のせいもあり、活気に欠けワクワク感が得られない。
ニジェール河は広すぎて、ビューポイントを見つける前に40度を超える暑さのためダウンしてしまった。
ニアメーでは市内の移動が非常に面倒。ベナン、ナイジェリアそしてニジェールの地方都市にはバイクタクシーがあったが、ここは乗り合いタクシーのみ。行きたい方向へ向かうタクシーをみつけ、更に値段交渉が必要なのだ。行きたいところに乗せていくけど専用になるから5人分の値段(といっても二百円弱)になるという運ちゃんが多く、面倒だから1、2kmぐらい歩いちゃえとなり、咳き込んだり軽い熱射病状態になってしまうのだ。(翌日、ニアメーでのタクシーの乗り方会得)
ニジェールは物乞いが多いが、ニアメーは物乞いだらけ。多い地区はすれ違う5人にひとりぐらい。彼らも穏やかであまりしつこくないので気にならないが、子供やばあさん、体の不自由な大人、幼児を背負った明るいお母さん乞食も時々みかけ、私の顔に向けて手を横に振るという知人にでも会ったような軽さで物乞いしている。(大半が本職でないのかもしれないが、身なりがまともな通行人に手当たり次第声をかけている人が多い)
農村部も都市部も教育を受けていない様子の人を多くみかけたが、信仰厚く実直そうな人が少なくないため、政治が良くなれば、よりよい国になりそうな気がする。
- コニからニアメーまでの移動(区間ルート)は大型バスを選択したが、これもそんなに楽なものではなかった。ガーナの2等バス相当と同様に左3列、右2列のシート配列。車内は砂で汚れ、シートは外れてしまうものがいくつもあり、途中何度も客の乗降があるのになぜかいつもぴったり満席。常に隣の客との強い押し合いがある。しかし、プジョー(乗り合いステーションワゴン)よりはるかに楽なのは間違いない。
- ニアメーのBudget Hotelの中で一番のお勧めとしてロンプラに書かれているChez Tatayiが郊外バスターミナル近くから中心部付近のGrand Hotel付近に移動。旧住所付近で尋ねた現地人がよく知っていて、親切にも乗り合いタクシーの料金交渉までして送り出してくれたため転居先にたどり着けたのだが、今日も明日も満室。フロントの愛想が悪く、部屋は決して新しくない。