[ウズベキスタン]テルメズ(2)
車が全く走っていない悪路を進み、ママの父が生まれたという村に着いた。牧畜で生計を立てる小さな山村だ。
ママの知人宅で、緑に囲まれた河原に絨毯を敷き、自家製ヨーグルトや近くで採れた果物などが並べられる。気分的にとても豪華な昼食だった。(写真裏)
その家の若者が道案内をしてくれ、プール状の滝壺があるというユートピアに向けてハイキングに出かける。途中から完全な沢登りになり、女性たちはサンダルやパンプスを脱ぎ、裸足で登っていく。2時間近く登ったが、途中脱落者が出たうえ、最後の関門の滝が増水して越えるのは危険だということで、目的地の手前で引き返すことになった。
これぞ絶景という場所があるわけではないが、地元の人以外は立ち入ることのなさそうな切り立った山々に囲まれた自然の中を歩く。贅沢な旅だ。