[ベネズエラ]クマナ

<クマナの漁港とでかい鳥/野球やバレーに興じる子どもたち(2枚組)

プエルト・ラ・クルスから見るカリブ海が気に入り、車で2時間(区間ルート)の州都でもあるクマナに足を伸ばす。行きは70年代風アメ車の乗り合いタクシーで車内が広々していたが、登り下りの多い海岸沿いの道ではあまりスピードが上がらない。
歴史のある街だというクマナーでは観光すべきスポットをみつけられなかった。長い昼休み時間が終わるのを待ちMUSEOに入ると博物館ではなくしょぼい美術館だったり、苦労して海岸線にたどりついても漁船とやけに体のでかい鳥(ペリカン?)が群れる海しか見られなかった。
帰りもバスがみつけられず乗り合いタクシーで客の集まるのを待っていると、運ちゃんにあのバスがラ・クルスまで行くよと教えられ、慌ててバスに乗り込む。

やはり、バスの方がはるかに多くの景色が眺められる。クマナからラ・クルスまでの間は、ふところ深く海を抱く入り江がいくつも続き、何度も峠を越える海岸沿いの道から美しいカリブ海が望める。東欧のドブロブニクからコトルへ至る道を思い出させる。レンタカーでこの道を走れば、眺めの良い場所で車を停めたり、街道を外れて海岸線の集落へ向かったりすることができ、楽しい旅となりそうだ。

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この国のバスターミナルのしくみは未だ理解できていない。
おとといカラカスから乗ってきたバスが到着したのはRODO VIASというバス会社専用のターミナルのようだが、街の中心近くにあるターミナルには20ぐらいのバス会社の窓口があり、いったいどの窓口で次の目的地シウダー・ボリバル行きの切符が買えるのか全くわからない。しかし、適当な窓口で尋ねたり、意図的にキョロキョロしながら歩いていると、みんなが何かを教えてくれる。
今日も窓口の兄ちゃんが私のスペイン語の練習に付き合ってくれた。この国では英語が不思議なほど通じないが親切な人が多いため、スペイン語旅行会話の練習に最適かもしれない。

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