[ネパール]カトマンズ

標高1,300mのカトマンズには多少なりとも清涼感があると思っていたがとんでもない。とにかく埃っぽい。

旅行者が多いタメル地区などでは、狭い路地を古い車やバイクが走り回り、排ガスの浮遊が耐えられないレベルに達している。寺院が集まるダルバール広場には車が入ってこないが、ハトのフンのせいなのか鼻や喉が常にむずむずする。古い寺院そのものから埃というかアレルギー性疾患を誘発する微粒子が発生しているようだ。
また、ミニトレッキングと称してカトマンズ近郊を歩いてみたが、そこは登山道というより山村のあぜ道や農道であり、あちこちで堆肥のにおいがして乾燥した大地から巻き上がる細かな砂に苦しめられる。

ネパールは6月から9月前半まで雨季で5月後半になるとヒマラヤが見えるチャンスは非常に小さくなるということを承知で来ている。初めて訪れる国はいつも下見だと思っているので最適なシーズンに旅をするというこだわりはない。

<パタンのダルバール広場>

下見の旅ではあるが、カトマンズは10USD前後でシングルに泊まれるので、ゆっくり滞在して面白そうなところを見つけるつもりでいた。ダルバール広場やスワヤンブナートなどカトマンズ内の観光スポットをいくつか訪れ、郊外のパタンにも出かけてみたが、どこもイマイチ。仏教寺院は好きなのだがすぐに飽きてしまった。

<ドゥリケルからパナウティへのミニトレッキング(2014年5月31日)>

雨は降っていないが湿気が多くヒマラヤが見える気配はないため、今回は大金を払って本格的なトレッキングをするつもりはない。ただ、トレッキングの雰囲気だけは味わってみたかったので「地球の歩き方」に載っていた日帰りコースを歩いてみる。

<ミニトレッキング中の眺め(2枚組)

カトマンズの宿を8時30分出発。カトマンズからドゥリケルまでバス1時間30分で55NPR
ドゥリケルを15分ほど徘徊後10時50分出発。11時30分にカーリー寺院(ルート)。見晴らし良いがヒマラヤは見えない。
出発が遅れているので急ぎ足。この先近道しようとして細い道に入るが迷う。GPSを頼りに強引にそれらしき方向へ進み、あぜ道や農家の私道を渡り歩く。ほどなくして車道に戻り12時10分カブレの食堂とバス停通過。そこから先は起伏のある固いダートロードを延々と歩きナモーブッダに13時40分着。

ナモーブッダには参道があり展望所に行けるようなので、大勢訪れていた現地の若者たちと競うように急な坂を登る。この丘の頂上部(航空写真ルート)には寺院の施設がいくつかあったが工事中のところもあり何が何だかわからずうろうろして戻る。眺望は良いのでヒマラヤが見えるならぜひ登るべき。
この参道で大分疲弊して食欲がなかったので、何軒かあった食堂に立ち寄らず14時20分ナモーブッダ出発。

この後もダートロードの車道を下るとサンサン(Sunthan)のバス停(ルート)らしき場所でバスが発車していくのを15時15分ごろ目撃して、そのまま農村の車道を延々と歩き16時10分、予定より早い時間にパナウティ到着。さすがに腹もへってきたので早めにカトマンズへ戻りたい。
川を渡って寺院を見学して町中を歩き大通りに出た16時30分、こちらに向かってくるバスを発見。車掌に「カトマンズ?」と尋ねると「カトマンズ」と答えるのでガッツポーズで徐行するバスに飛び乗る。(ここまでのGPSログによるKMLルート
合計5時間40分、距離20kmで上りの累積標高差900m、下りは1,000m。結局ほとんど休憩を取らずがむしゃらに歩いた結果なので、ガイドブック通り8時間はみておいた方が良さそう。

行き先を確認して乗ったバスはカトマンズ(Kathmandu)行きでなく、Khopasi行きで逆方向に連れて行かれ15分後の終点で誤りに気づく。車掌と行き先を言い合って確認したはずなのに最初の”K”しか合っていないじゃないか。そのバスが折り返すのを待ちパナウティに戻る。(パナウティのカトマンズ行きバスターミナルまでのGoogleマップによるトレッキングルート
パナウティからはバスで1時間30分、60NPRでカトマンズに戻る。

<トレッキング中出会った子どもたち(2枚組)

ナモーブッダの参道以外は自転車で走れるはずなのでマウンテンバイクで回れば快適だと思うが、これら農道や林道を何時間も歩くのは路面が固く膝や腰に堪えるだけなのでお勧めではない。
ただ、このルートでは入場料など一切不要で、かかった費用はバス代115NPR、途中で買った高価な水50NPRと間違って乗ってしまったバスの往復30NPRだけで(私の場合)合計200円ちょっとで丸一日山村歩きができたのは、ネパールならではという気がする。
時間に余裕を持ってもう少しゆっくり歩けば、かわいらしいお子さんに会ったり、村人との出会いがあり、楽しいハイキングになるのかもしれない。

<参考図書> D29 地球の歩き方 ネパールとヒマラヤ 2013~2014 =>最新版 2018~2019

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