[スペイン]マドリード

<マドリード駅構内>

バルセロナからマドリードまでの夜行は比較的楽だった。3段の簡易ベッドにクーラーが効き、揺れをあまり感じず、同室者たちは静かで結構眠れたようだ。国内の夜行なので、国境越えにより深夜に起こされることがないのが良い。

マドリードもバルセロナ同様に道がわかりやすく、歩道が歩きやすい。美術館が多い街だが、王宮以外にこれといった見物がない。街の景色に特徴的なところが少なく、これはという光景があったとしても多くの障害物により遮蔽されている。
マドリードはバルセロナより更に暑く、今日は湿気も多い。バルセロナが東京の暑さだとするとマドリードは大阪の暑さ。地下鉄が使いやすいが、駅の通路は蒸し風呂の暑さで、車内にはクーラーが入っていない。乗客は苦しそうに中国扇子で風を送る。朝8時すぎの電車でもそれほど混雑していないのが救われる。

マドリードはスリや置き引きが多いだけでなく、首絞め強盗が頻発しているという。首を絞められ気絶したところでパスポートや金品が奪われるという中南米に多い犯罪だが、地下鉄や人通りの多い道を歩いている分にはそんな危険は感じない。ただ、1本裏道に入っただけで急に浮浪者が増え喜捨を強要してくる。

マドリードは日本語表記が多い。バルセロナでも観光名所の案内でいくつかのヨーロッパ言語と共に日本語が記されていることがあったが、ここでは歩行者に対する道案内でスペイン語、英語、日本語の3つが並んで表記されているのが目につく。日本人には大変ありがたいことだが、常に日本語表記があるわけではないので多少とまどう。
ホテル内での案内も含め、ヨーロッパでは2つから4つぐらいの言語を並べて表示しているケースが多く、その順番が決まっていないので英語表記を見つけだすのに時間がかかる。色かフォントを言語によって統一して、わかりやすくする方法はないものか。

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