西アフリカ/東アフリカのまとめ
今回は7週間のうち3週間も肺炎もどきと中耳炎に苦しんでいたため、まともな旅ができたとはとても言えない。『マイナースポット』を紹介する旅というつもりだったのだが、体調不良で次の観光地を逃していたこともあり、お勧めできるスポットをほとんど見つけられなかった。
=≫ アガデス、ザンデール(ニジェール)、ボボデュラソ(ブルキナファソ)、ドゴンのトレッキング(マリ)
とはいえ、訪問した11ヶ国が(自分が移動した範囲内で)旅をして良かったかどうか順位付けすると以下のようになる。
- 1.マリ
- ニジェール河は美しく、女性たちの服はきらびやか。ドゴン周辺の景色が秀逸。
- 2.ニジェール
- 殺伐とした農村で明るく生きる女性たちの姿が美しい。粋な男たちも魅力的。
- 3.ルワンダ
- どこまでも続く里山に見とれる。ゴミがなく人が親切で移動が楽。
- 4.ガーナ
- 刺激的な市場、そこそこある観光スポット。人は親切で移動が楽。
- 5.コートジボワール
- 多くの地域が未知数だが人が良く食べ物美味く移動が楽。
- 6.ブルキナファソ
- ニジェールのような素朴な自然に洗練された町の組合せ。バイクも多く中途半端。
- 7.トーゴ
- ロメの市場は刺激的だったが、他に見どころなさそう。
- 8.ケニア
- 高額な国立公園を避けたため見どころがなかった。移動が厄介。
- 9.ウガンダ
- 移動がつらい。首都の密集度高い。もう行きたいとは思わない。
- 10.ベナン
- 排ガスがひどく移動、宿、食事に苦労。小ナイジェリアのよう。
- 11.ナイジェリア
- 猛烈な排ガス、悪徳役人、電気は止まり、見どころなし。二度と行かない。
少なくとも上位4ヶ国と下位3ヶ国は明確。マリとニジェールは何でもない農村の景色が素晴らしく、すぐにでもまた行きたいくらい。他の国は人の良し悪しや移動の困難さ度合いが評価に大きく影響している。
今回のルートでホテルに泊まりながら旅する限り、アジアの旅と同様の持ち物で十分で寝袋などは不要と思われる。ただし、マラリアだけが心配なので防蚊対策が必要で、蚊取り線香が蚊を殺さないのならば殺虫スプレーが欲しいと思っていた。また、ナイジェリアに行く場合は防塵対策が必須。
ブラックアフリカの人々は粗野で動物的にもみえるが、人間臭くたくましさを感じさせるところに惹かれていた。しかし、ほんの少しだけ彼らに近づいてみると、親切で思いやりのある人が多くいることに気づく。
まともな観光スポットは少ないが、アフリカの自然や生活を見て人に触れる旅は大いに魅力的だと思う。
<参考図書>
Lonely Planet West Africa (6th Edition)=>最新版 West Africa (9th Edition)
地球の歩き方 東アフリカ 1999~2000 =>最新版 2016~2017