[フランス]トゥール

<シャンボール城航空写真

今日はモンサンミッシェル近くの街ポルトソンに宿泊するつもりだったが、予定していた列車が曜日運行で走っていないことが昨晩分かった。よく見ると平日は1日2本しか走っていない。フランスの列車は北部でも本数が少ない。今さらパリの宿を取ることは困難が予想される。考えた末、当初予定していたロワール古城めぐりをすることにしてトゥールに向かう。

トゥールから更に列車とバスを乗り継いで、この辺りで最も有名なシャンボール城を訪ねた。
最初は奇抜な外観に興奮したが、見慣れてくると雑然とした稚拙なデザインに思えてきた。
しかし、狩猟の拠点として使われたというこの城の周辺にはのどかな自然が広がっている。一帯には何十もの古城があるというから、ヨーロッパ旅行者のようにキャンプカーや自転車で巡るのは楽しそうだ。

<2006年7月5日(前日)>

マラケシュからパリへの空路移動。やっと胃腸が通常の不調状態まで戻った。あとは普通に食べながら治していく。機内食で久々のサラダと肉料理。ワインをグラスに注ぎ、食べようとするとパンがない。以前は余程空腹でない限り、機内食でパンに手をつけることがなかったが、今はパンがないと寂しい。フライトアテンダントに催促すると、前の席から順番に配っているため少し待つよう促される。早く持って来てくれ、パンなしで肉が食えるか、ワインが飲めるか。すっかりパン好きになってしまった。

パリも暑い。荷物を持って街を歩いている時の暑さはモロッコと変わらない。それなのにホテルにはエアコンがなく、扇風機すらないというのは今日の暑さが特別ということか。モロッコやスペインでもエアコン、扇風機なしの部屋に泊まったが、夜になればかなり冷えた。しかし、この部屋は窓を開けていても涼しい風が全く入ってこない。更にワールドカップの試合でフランスが勝ったものだから、住宅地であるこの周辺も大騒ぎだ。(騒ぎは3時ぐらいに収まったが、寝苦しい暑さは朝まで続いた)

パリのホテルはヨーロッパ内で最も高く空き部屋をみつけにくいということなので、ニースで無料ネット利用が可能だった時に2時間ぐらいかけて最安値の部屋をみつけた。このKyriad HOTELはフランス国内に200の拠点を持つまともなホテルのようだがシンクが異常に小さい。私の両手のひらが収まらないのだ。日課である洗濯に大変苦労した。

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