『東南アジアをだらり』の旅のまとめ
旅のメインを3度目になるミャンマー訪問にしていたのだが、タイでビザが取れなかったため断念して、代わりにスリランカとフィリピンを観光。スリランカは仏教遺跡に期待していたがそれほどのものではなく、フィリピンは(名所観光を主目的とする私にとっては)予想通りつまらなかった。
それに対してアンコール遺跡群は超一級品であり、東南アジアの中では格の違いを感じる。
終盤のバンコクから香港まで陸路の旅は、2週間で6回も国境越えすることになり、だらりではなく慌ただしい旅となった。軟弱な私が少しでも楽に陸路移動できるよう、毎日のようにルートの検討を繰り返し進んでいたのだが、夜行や長時間のバス移動が多くなり、かなり疲弊した。しかし、国を越えると、自然、食べ物、顔つきなどはあまり変わらないが、暮らしぶりや人柄はがらりと変化するということを実感した。
今回の旅で印象的だったベスト3は以下のとおり。
1.スリランカのヌワラエリアから鉄道とバスによるアダムスピークまでの旅(茶畑、滝、湖などの自然)
2.カンボジアのバッタンバンからシエムリアプまでの船旅(川や湖の自然と水上集落)
3.カンボジアのアーロンウェン周辺とそこからプレア・ビヒアまでの旅(素朴すぎる集落と自然)
訪れた国の中では、平和な暮らしを取り戻しつつあるカンボジアが、苦労もあるが刺激的で感動の多い旅を味わえると思う。(ただし、シエムリアプ以外は安全性が十分でないと言われているので注意して下さい)