ヨーロッパ東の端を南下するのまとめ
今回は私の苦手なヨーロッパで、総じて物価も高いのでポイントだけ押さえてサーっと巡るという計画を立て、30日間滞在で14ヶ国(うち初めての国は11)を訪れた。
停滞を余儀なくされるほどの病気にならず、大きなトラブルもなくほぼ予定通りの旅程をこなすことができたので満足。ただ、子供を始めとした現地の人々との接触が少なく、観光対象が教会関連施設ばかり続き、苦痛を感じながら写真を撮り続けていたのが日記にも表れてしまったかもしれない。
訪問国の数が多いので、観光に訪れる国としてお勧めの順に並べて相対評価をしてみる。①見所が多い②旅しやすい③旅して楽しい、の3つを評価ポイントとして、②は物価が安い、トイレに困らないが私にとって重要な指標となり、③には人の良さや独特な異文化が味わえるかなども判断材料に入る。
- 1.ポーランド
- 観光資源が豊富で旅しやすい。比較的物価が安く人も良い。
- 2.ギリシャ
- 遺跡が豊富で海が美しいだけでなく、山間部の景色も見事。
- 3.スウェーデン
- 物価は高いが、観光資源が意外とあり安心して旅ができる。
- 4.ブルガリア
- 意外にも楽に旅ができ、緑が美しく秘めた魅力を探したくなる。
- 5.ルーマニア
- 物価が安く移動も楽だが、観光地はイマイチぱっとしない。
- 6.マケドニア
- 移動が楽で人の良さが秀逸。観光資源が少ないのが残念。
- 7.リトアニア
- 観光資源はそこそこあるが、物価が高く英語が通じないことが多い。
- 8.ウクライナ
- 教会関係の観光施設が多いが派手。ロシア語できれば楽しいかも。
- 9.エストニア
- タリンは悪くないが重厚さが足りない。物価が高いのが難。
- 10.ラトビア
- リガは面白みのない街。周辺国より際立つものなし。
- 11.アルバニア
- 自然が美しいが道の整備が遅れ、アフリカもどきの面白さがある。
- 12.ベラルーシ
- 旧ソ連らしさを強く残す貴重な国。見所少ない。ロシア語必要。
- 13.フィンランド
- 見るものがなく暗く重い雰囲気。そのうえ物価が高い。
- 14.モルドバ
- 観光資源は未開の地。何かあるかも。
ヨーロッパはある程度の金を使いゆったりとした時間を過ごさないと楽しめない所が多いので、仮に私がそのような旅をしていれば評価も変わっていると思う。
上表の1.ポーランド、4.ブルガリア、6.マケドニア、11.アルバニアは私好みの国になった。今のところ、もう1度行ってみたいと思う国は1~6と11のみ。
<旅の予算>
今回の予算は航空券代やビザ代など全て含めて30万円だったが、日本国内の移動費を除けばほぼ予算内に収まる。ヨーロッパ内では1日平均5千円が目標だったが、結果は約6千円/日。バカ高の北欧とギリシャ及びビザ代のかかったベラルーシを除いてやっと5千円/日。宿はドミでなくほとんどシングルなので食費を切り詰めての結果。
<ガイドブック>
予算を切り詰めて急ぎ旅するためにはガイドブックが必須。全ての訪問予定の国に関しての最も詳細な「地球の歩き方」と「Lonely Planet」を持参するのが理想なのだが、出発前は極限まで荷物を軽くしようとしてガイドブックを減らすのでいつも後悔している。今回持参したのは以下の通りで、歩き方は必要なページのみを切り離し、ロンプラはPDF版で地図のみ紙だったので、全体の紙の厚さはガイドブック1冊分にもなっていない。
- 地球の歩き方 中欧(09-10) ポーランド、ルーマニア、ブルガリア、マケドニア、アルバニア
- 地球の歩き方 ロシア(06-07) ベラルーシ、ウクライナ、モルドバ
- Lonely Planet PDF版 ストックホルム、ヘルシンキ、リトアニア、ベラルーシ、マケドニア、アルバニア、ギリシャ(北、中央、アテネ)
- エストニアとラトビアはJTBパンフレット(JTBを利用してないのに申し訳ない、役に立ちました)
モルドバは4ページしかなく、国境ポイントなどがわからず情報不足だった。Lonely Planet PDF版は最新版の必要な章だけダウンロードで購入でき便利なので、前回のアフリカ旅行から一部利用している。今回は地図以外のページはプリントアウトしていないので、私の小さなPC画面(4.5インチ)で内容を読むのは困難極まりなかった。
<参考図書>
A25 地球の歩き方 中欧 2009~2010=>最新版 2019~2020
地球の歩き方 ガイドブック A31 ロシア 2006~2007=>最新版 2018~2019